オノマトペについて

 

「オノマトペ」という言葉をご存知でしょうか。

聞いたことがないという書き手もいれば、すでにテクニックのひとつとして使っている書き手もいるでしょう。

今回は、そのオノマトペについてご紹介します。

 

一般的に、オノマトペは「擬音語」と「擬態語」の総称とされています。

それぞれを説明します。

 

 

擬音語

例文

犬がワンワンと鳴く。 

 

擬音語とは、日常にある音を書きあらわした言葉です。

言いかえれば、耳に聞こえてくる音を模倣したものですね。

 

言語や文化圏によって、擬音語の表現に違いがあります。

● 日本語 → ワンワン

● 英語  → bow wow

 

 

擬態語

例文

お腹がペコペコだ。

 

耳に入る音ではなく、物事の様子を書きあらわした言葉です。

目に見えるさりさまから、内面的な状態、心の動きまでカバーします。

 

「ペコペコ」「キラキラ」「ぶるぶる」のように、二音をくり返す言葉が多いです。

その一方で、「どんより」「さくっと」「ぎくり」なども、擬態語に含まれるとされてます。

 

 

オノマトペの魅力

オノマトペが「擬音語」と「擬態語」の総称であることはご理解いただけたかと思います。

では、なぜ書き手はオノマトペを使うのでしょうか。

 

もっとも大きな魅力は、オノマトペでしか表現できない語感です。

 

オノマトペならではの語感は、文章における描写を手助けしてくれます。

ほかのどんな言葉にもおきかえられない風情を、オノマトペによって表すことができるのです。

 

 

最後に

オノマトペは決して特別なものではありません。

 

そもそも、私たちは普段からたくさんのオノマトペを使っています。

「だらだら」「ばらばら」「じゃぶじゃぶ」「ほんわか」「さらさら」など、枚挙にいとまがありません。

上位概念としての「オノマトペ」は馴染みがないように感じますが、実は私たちの生活に密接した、日常的な言葉なのです。

 

それを文章に落とすとなると、やはり書き手のセンスが試されるでしょう。

手垢のついた表現となるか、読み手の心をつかむ表現となるか。

結局のところ、オノマトペをどのように活かすかは書き手次第なのです。

 

優れたオノマトペの世界に浸りたいのであれば、宮沢賢治の作品を読んでみると良いでしょう。

 

 

文章用語

Posted by 赤鬼