連語について

 

連語にはさまざまな解釈があり、使用する言語によってその意味が変わることもあります。

書き手としておさえておきたい連語の意味は、次に挙げる2つの意味です。

 

 

① まとまった言語表現

例 : かもしれない

 

 

「かもしれない」は、いくつかの品詞のまとまりからできています。

⇒ 「か/も /しれ/ない」

 

ただし、この表現を用いるとき、品詞を区別することはありませんね。

通常であれば、ひとつの成句として扱うはずです。

 

このように、単語と同じように用いることができる、まとまった言語表現を連語と呼びます。

大きな括りとしては、慣用句や熟語、複合語などもこれに含まれます。

 

これが、連語におけるひとつの意味ですね。

続いて、もうひとつの意味も見ていきましょう。

 

 

 

② 自然な組み合わせ

例 : 眼鏡を/かける

 

 

眼鏡を身に着ける動作として、適切な表現は「かける」です。

状況によっては、「眼鏡を使う」でも良いかもしれません。

しかし、「眼鏡を着る」や「眼鏡をはく」とはいいませんね。

 

言葉には、表現として自然ないくつかの組み合わせがあります。

「役に/立つ」「シャツを/着る」「辞書を/引く(開く)」

 

このように、とある名詞が特定の動詞を受ける組み合わせを、連語と呼びます。
前述した連語の意味と区別するために、コロケーション(collocation)と称されることもあります。
 

 

 執筆において重要なのは

今回は、 連語の意味を2つ、ご紹介しました。

 

執筆において重要なのは、「② 自然な組み合わせ」としての連語です。

 

もちろん「① まとまった言語表現」をないがしろにすべきとは思いません。

ただし、これはあくまで「言語学的な教養」に留めておいても差し支えないでしょう。

 

実際の執筆では、②でいうところの連語、コロケーションについて悩むことが多々あります。

「夕食を/食べる、とる、いただく」など、どれが適切な表現かを考えなければなりません。

 

さらにいえば、コロケーションは「慣用表現としていかに自然であるか」という、あいまいなものさしに従うことになります。

文脈に合わせながら、もっとも正しいであろう組み合わせを選ぶ必要があるのです。

ここは、書き手の語彙力やセンスが試される部分でもありますね。

 

執筆するときには、連語、とくにコロケーションを意識しましょう。

 

 

 

■ 参考

 

 

 

文章用語

Posted by 赤鬼