曖昧な表現が説得性を欠くことは、以前からお伝えしていました。 言い切ることでしっかり伝える 「とか」の曖昧さ   その傾向が強く現われるのは、推量表現を多用している場合です。 推量表現 文末に「だろう」「でしょう」を ...

  「~たいと思う」はとても便利な言い回しで、話し言葉においてよく耳にする言い回しです。 その影響を受けてなのか、書き言葉でもよく見られます。 これは言い切ることができていない表現なので、使用するのはやめましょう。   ...

  文章を書くときには、常に読み手のことを考えるべきです。 読み手を意識する   自分が精通している分野について書くときは特に注意が必要で、むやみに専門用語を使ってしまいがちです。   相手が素人であったり、他 ...

  述語の共用については、こちらでご紹介しました。 述語の共用 今回は、述語が共用できない場合について考えてみましょう。 原文  その土地では、郷土料理や伝統芸能を観た。   この文に違和感を覚えませんか? 述語の「観た ...

  文末に「とか」を使って締めている文章をたびたび目にします。 伝聞の表現として使われているようですね。       原文  新聞の記事によると、サッカー日本代表はワールドカップに出場できる見込みだと ...

  仮に、到着駅をアナウンスしない電車があるとします。 乗り慣れている人にとって、時間や風景を見ながら降りるタイミングを見極めるでしょう。   しかし、初めて乗る人の場合、目的地にたどりつくのは困難です。 到着駅がわから ...

  文章をわかりやすくするためには、できる限りシンプルに書くことが重要です。 そこで使われる手法のひとつが、述語の共用です。   原文  海外旅行は、お金もかかるし、時間もかかる。 この文の述語は、赤字で示した「かかる」 ...

  誰かから聞いたことやどこかで見たことを「伝聞」といいます。 自分が直接見聞きしたわけではない情報を内容として書く場合は、以下のような表現を使います。   ・伝聞表現 ~といわれている / ~だそうだ / ~と聞いた( ...

  「推量」とは推し量ること、つまり状況や心情などを察して想像することです。 これはよく見られる文章表現のひとつで、話し言葉にも多用されています。   ・推量表現の例 ~だろう / ~らしい / ~かもしれない / ~と ...

以下にご紹介した記事の内容をふまえて、断定するときの注意点を考えましょう。 言い切ることでしっかり伝える 断定する表現   断定すると、伝える力が強くなります。 強い表現を避けるのは日本語の特徴のひとつなので、断定するのに抵抗があ ...