「会話をする登場人物」を考える
小説のなかに用いる会話文について考えます。 今回は書き方というよりも、「会話をする登場人物」に着目します。 まずは、登場人物が会話するときの様子を書き手の目線で考えてみましょう。 例 友人 :「その ...
温めていたアイディアを捨てる勇気
小説を書きはじめる前の段階で、良いアイディアを思いつくことがあります。 セリフであったり、描写であったり、場面の展開であったりと、「これは使いたい」と思うネタのようなものですね。 書き手からすると、このアイディア ...
描写の機能をもった会話文
会話文は、ただ情報を伝えるためだけに存在するわけではありません。 登場人物がおかれた状況によって、その意味や質が変わります。 ときには、会話が描写のように機能することもあるのです。 書き手の目線で、会話文の質が変 ...
「不調和」がもたらす効果
不調和がもたらす効果について考えてみましょう。 ■ 「不調和」を作る 書き手がこれを成立させることができれば、場面に「深み」や「味わい」をかもし出すことができるようになります。 たとえば、次のような ...
書き手が与えた意味を超えていく
今回は、作品の評価について考えていきましょう。 ■ 作品を世の中に開いていく 「世の中に開いていく」ということは、かんたんにいえば読み手の目に入るということです。 すると、良くも悪くも評価されることになりますね。 ...