伝聞の表現
誰かから聞いたことやどこかで見たことを「伝聞」といいます。
自分が直接見聞きしたわけではない情報を内容として書く場合は、以下のような表現を使います。
・伝聞表現
~といわれている / ~だそうだ / ~と聞いた(聞いている)
伝聞表現を使うメリットは、ほかの人の意見や見解などを盛り込むことで、より内容を充実させることができる点です。
伝聞情報を問題提起として、そこから賛成や反対もできますし、補足して発展させることもできます。
引用よりも比較的手軽に持ち出せるので、効果的に使うことができれば強力な武器になります。
伝聞表現は、その内容に説得力を持たせづらいのが特徴であり、デメリットでもあります。
見聞きした情報を書く際には、これをいかに克服するかがポイントになります。
最も手っ取り早い解決策として、伝聞を盛り込むときに情報元を明記しましょう。
例文
ブラジルの景気は昨年よりも良くなっているそうだ。
日本の反対側に位置するブラジルの経済状況は、なかなか実感しづらいものです。
下記のように情報元を付け足せば、より説得力が増します。
改善文
昨晩放送されたNHKのニュースによると、ブラジルの景気は昨年よりも良くなっているそうだ。
文頭に一言加えるだけで、より説得力のある文章になります。
また、書き手の意見や考えとの区別化ができるので、情報が整理しやすくなります。
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