日本語は、一人称の表現が多彩です。 「私」とするか、「おれ」とするかで、読み手に与える印象が違ってきます。     また、一度読み手に与えた印象は、なかなか払拭できません。 読み切るまで続くだけでなく、読ん ...

  近頃、百貨店から防犯カメラが減っています。 犯罪を防止するため、または犯罪が起こった様子を記録するためのカメラがなくなっているのです。 しかし、カメラの台数が減ったわけではありません。 防犯カメラは「安全カメラ」と名前を変えて ...

  話し言葉を使うのは、コミュニケーションをとるときです。 目の前にいる相手に何かを伝えるために、話すことで意思疎通をはかります。 話し言葉では、声色や抑揚、顔の表情や動きなどで、細かいニュアンスまで伝えることができます。 うまく ...

    読み手は、あなたの文章に目を通すために時間をかけます。 ときには、お金だって払うでしょう。 内容を理解するためには頭を使いますし、カロリーを消費します。 文章を読むという行為はかんたんなものではなく、さまざまなコ ...

  レストランやカフェで、しばしばこのようなセリフを耳にします。 「お待たせいたしました、アイスコーヒーになります」 この文末表現は、誤用です。   「なります」は「成ります」であって、AからBになるときの状態変化に使わ ...

  批判や反論を恐れるあまり、自分を守るための言い訳をしていませんか? 先回りすることで、保身のために予防線を貼る姿勢は逆効果です。   ここで、謝罪文の一部を抜粋したものをご覧ください。     原 ...

  日本語は、同じ物事を指す場合にもさまざまな言葉で表現することができます。 これは、日本語がもつ特徴のひとつですね。   その多様性をもっとも身近に感じられるのは、言葉を人称に当てはめるときです。 「私」「あなた」「一 ...

  このように表現されたタイトルを目にしたことがあるはずです。   「一日たった5分で、ぽっこりお腹を解消」 「記憶力を格段にアップさせる方法」 「ほとんどの人が知らない、歌が上手くなる裏技」   本のタイトル ...

  文末が変われば、文章の意味や読み手に与える印象も変わってきます。 その表現は「断定」「推量」「伝聞」の3つに大別できます。 これらを区別して書かなければ、まとまりのない文章になってしまいます。     ●  ...

  文章は、読み手になんらかの負荷をかけます。   読解力はもちろんのこと、文字を追う目や姿勢を制限し、読み進めるための時間を拘束します。 この負荷が大きければ大きいほど、ストレスを与えてしまいます。   読み ...