【ブログ運営】金銭的コストについて考える

2021年8月15日

 

長期間にわたってブログを継続するためには、運営コストに意識を向けるべきです。

レンタルサーバーやドメイン取得・更新にかかる料金はもちろん、記事更新のためのコストも重要です。

たとえばブログで商品をレビューするとき、現物が手元になければ記事を書くことはできません。

この場合、商品を購入するための金銭的なコストが必要ですね。

 

今回はブログのコスト体質についてご紹介します。

継続した運営を目指すべく、一緒に考えていきましょう。

 

 

低コスト体質のブログ

特殊な職業に就いている人が、仕事のあれこれを発信するブログを開設したとしましょう。

記事を書くときに必要なのは、書き手のなかにある「知識」や「経験」ですから、記事更新のために新たに出費する必要はありません。

つまり、「情報発信系のブログ」は低コスト運営が可能なのです。

 

当ブログ『文章の鬼』も低コストで運用しています。

文章の書き方を紹介するために参考書籍を買うことはありますが、一冊につき1000~2000円程度でおさまります。

とはいえ、書籍は私の本業でも必要なものですから、ブログのために出費している感覚はありません。

あとは経験から学んだことを書いているため、金銭的なコストはほとんどかかっていないのです。

 

 

高コストのブログ

昔から人気のあるジャンルのひとつが、「商品レビュー系のブログ」です。

このジャンルでのブログ開設を検討している人も多いでしょう。

しかし「商品レビュー系のブログ」は慢性的な高コスト体質になります。

 

ブログがヒットすれば、企業やショップから直接商品を提供されたり、レビューのために商品をレンタルできたりします。

ただし、先方から打診された商品が魅力的なものばかりとは限りません。

「もらいっぱなしの状態」にバツの悪さを感じた場合には、ブログ読者からの信頼を得るために意識的にお金を使うことにもなるでしょう。

駆け出しのころに身銭を切るのは当然として、どれだけブログの知名度があがったとしても、出費をやめない(やめられない)ケースは少なくないのです。

 

 

ブログと私生活の結びつき

たとえば書き手の物欲が強く、私生活が散財気味だったとしましょう。

その出費にかかわるブログを運営している場合、どれだけ高コスト体質になっても、例外的に許容することができます。

「個人的な出費をブログに落とし込んでいる」と考えれば、運営コストとして計上されないからです。

もちろんこれはきちんとした経営判断ではなく、書き手個人の解釈の話です。

 

このように、ブログのコストを考えるときは、私生活との結びつきに注目すべきです。

私生活を送るなかで、どうしたってお金は減っていきます。

ブログを運営することで、もともと金銭的にマイナスだったところに、プラスに転じる可能性がみえてくるわけです。

もともとの「趣味」をブログにするのもいいでしょうし、「料理」のような毎日の作業を記事として書くのもいいでしょう。

私のように、本来の仕事と密接にかかわる内容を発信するのと自己研鑽につながるので、これもおすすめです。

ブログで稼げるようになるかどうかは別にして、そこで1円でも収益を得られるのであれば幸運ではないでしょうか。

 

 

継続するには

短期間でマネタイズを実現させるのであれば、高コスト体質のほうが適しています。

多くの人は「情報」よりも「モノ」にお金を払うわけですから、商品レビューのブログが強いのは当然です。

しかしご紹介したように、高コスト体質のブログはいつまでたっても「出費」と向き合わなければならない可能性が高い。

開設当初は勢いがあったとしても、年数を重ねるにつれてその分野に飽きたり、思うように稼げなかったりすれば、モチベーションも下がってしまいます。

私も経験したことですが、そうなると金銭的な意味での「体力勝負」にもちこまれることになり、状況はさらに厳しくなります。

 

もちろんブログ運営は自由であるべきで、コスト体質についてもさまざまな考え方があっていいと思います。

必要なコストをどのくらいで見積もるか、どこに投資するかは書き手次第です。

 

ただし、ブログを継続するという点では、できる限り「低コスト体質」を目指すべきと考えます。

短期的に稼ぐとなれば難しいかもしれませんが、読み手のためになる情報を長期的に発信していれば、成果はかならずついてきます。

初期はガジェットレビューがメインであっても、途中から情報発信系に転向したり、ほかの分野に手を出してみたりと、柔軟な対応を検討してもいいですね。

今後の方針に迷っている書き手にとって、少しでも参考になったのなら幸いです。