【ブログ運営】ジャンル設定のリスク【未来を予測】

 

世の中にはさまざまなブログがあります。

「美容ブログ」「金融ブログ」「グルメブログ」「ファッションブログ」「芸能情報ブログ」……

主要なジャンルですら、もうすでにバラエティに富んでいますね。

ニッチなジャンルまで含めて考えるとすれば、途方もない数のブログが存在することになります。

 

ブログを開設するとき、ジャンルはおおよそ決まっているはずです。

しかし書き手が設定したそのジャンルは、果たして需要があるのか。

あるいは今後、長く書き続けられるほどの深みや奥行きがあるのか。

このような「ジャンル設定の悩み」について、考えていきましょう。

 

 

コンテンツの「まとまり感」

そもそもなぜ、ブログにはジャンルが必要なのか。

理由として考えられるのは、ブログの独自性や専門性を高められることです。

あらかじめジャンルを規定することによって、発信するコンテンツに一定の「まとまり感」が生じます。

それがブログ独自の色となり、その裏では書き手が日々専門的に学んでいる様子を示すことにもつながります。

 

有名人のブログであれば、なんの変哲もないランチをアップするだけでもそれなりの需要は見込めるでしょう。

しかし「何者でもない人」が同じことをやったとしても、強烈なフックを仕掛けることはできません。

コンテンツの「まとまり感」を示すことは、読み手を惹きつける方法のひとつでもあります。

そこに価値を認めてもらえば、決して少なくない需要を期待できるでしょう。

 

 

「ジャンル」と「ブログの未来」

たとえば、美容情報を発信しているブログに「10000円得するクレジットカードの入会方法」という記事が書かれていたらどうでしょうか。

きっとその記事は、主要なコンテンツの大筋から外れてしまうことになるでしょう。

つまり最初に設定したジャンルによって、「ブログの未来」が決まってしまうわけですね。

この「ブログの未来」に対する懸念こそが、ジャンル設定にリスクを背負わせているのです。

 

たしかに、ブログの主要なコンテンツを尊重することや、内容に”ブレ”が生じないようにすることは重要です。

コンテンツの「まとまり感」を作り、読み手に示すためにも、この心がまえは欠かせません。

しかし書き手は、発信したい内容の変化や、ジャンルの派生について、ポジティブにとらえるべきです。

「ブログの未来が限定される」のではなく、「ブログの未来が開いていく」と考えましょう。

次項で、詳しく説明します。

 

 

神経質になる必要はない

ジャンル選びの段階で「ブログの未来」をトレースすることに、あまり意味はありません。

実際、これまでいつものブログを立ち上げ、運営してきましたが、設定したジャンルが致命的な影響を及ぼすことはありませんでした。

むしろジャンルを限定せず、手広く書けるように設定したブログのほうが、マネタイズを含めて失敗する確率は高かったように思います。

よりニッチで専門性の高いブログほど、根強い需要が生まれ、結果として長続きする傾向にあります。

 

そもそも、ジャンルの派生を「悪」ととらえるのは、ミニマムな活動しか見えていないからです。

ブログの本筋から遠く離れていない内容を書きたくなったら、新たなカテゴリーを追加すればいい。

まったく無関係な分野のことを書きたくなったら、別のブログを新たに立ち上げればいい。

ただそれだけの話ですから、神経質になる必要はないのです。

 

 

「ちょっと試してみようかな」程度でかまわない

なにか物事を始めるとき、誰しもが初心者でです。

少し乱暴な言い方かもしれませんが、ピカピカの一年生が「ブログの未来」を予測するにはまだ早いのではないでしょうか。

もちろん、ジャンルを熟考してから挑むことは大事です。

しかしそれが「失敗」や「非成功」に対する恐れからくるものだとしたら、考えを改めるべきです。

 

ブログの開設は、いつでもかんたんに実現できます。

完全無料とはいえないにしろ、銀行から融資を受けたり、人からお金を借りたりする必要はありません。

私のように顔や名前を出すことなく、知人・友人に知らせないまま始めることだって可能です。

したがって開設するときは、「このジャンルのブログ、ちょっと試してみようかな」程度でかまわないのです。

 

仮にいつまでたっても読者が増えなかった場合でも、実際に損するのはたかが数千円程度でしょう。

かかったコストと引きかえに、ブログ開設や運営に関するノウハウ、そのジャンルの手ごたえを学ぶことができます。

そこからさらに、失敗した原因や成功に足りない要因などを考える機会も与えられます。

これらを積み重ねることによって、ブロガーとしての経験値が増えていき、きっとその次の活動につながるはずです。

たとえ見切り発車のようなスタートであっても、ジャンル設定のリスクに怯えることなく、気持ちに余裕をもって開設してみましょう。