【ブログ運営】タイトル設定の考え方【担う役割】【最低限のライン】

 

本文や見出しとは違って、タイトルは「記事の顔」となるものです。

見栄えをよくするため、スキンケアを徹底したり、お化粧したりなど、たくさんの手間や時間をかけたくなるのは当然です。

しかし個人ブロガーであれば、その出来栄えを評価してくれる人はいません。

自分の感覚を頼りに、クオリティを高めていかなければならないのです。

そこで、タイトルの設定に必要不可欠な考え方をご紹介します。

 

 

文章の方向性を明示する

書き手がどのような記事を書いたとしても、そのとき設定するタイトルは内容にそったものになるはずですね。

これはどのブログにも共通していることであり、ブログ記事のタイトルが担うべき役割を表しています。

その役割とは、文章の方向性を明示することです。

どのような主旨で記事を書いたのか、文章がどこに向かうのかなど、タイトルでもって読み手に知ってもらうわけです。

 

時おり「詐欺的なタイトル」を目にすることがありますが、これは黒に近いグレーといえます。

核心に迫るとみせかけて遠巻きに匂わせるにとどめたり、衝撃的な内容をほのめかして無難なところに着地したり。

もしも内容にそぐわないタイトルを設定すると、読み手を混乱させたり、騙したりすることにつながりかねません。

したがって「内容にそったもの」にすることは、タイトル設定の絶対条件といえます。

 

 

言葉は内容から導かれる

ブログ記事のタイトルを決めるとき、その考え方はさまざまです。

● 興味・関心を惹きつけたい

● 記事の内容をまとめたい

● 最初に結論を述べておきたい

● 抽象的な言葉で核心を匂わせたい

●「SEO対策」に有効な語句を使いたい

これらの目的を達成するために、内容を包括できる文言を使ったり、印象的なフレーズを打ち出したりするわけですね。

 

このとき記事タイトルとして使う言葉は、記事の内容から導かれることになるでしょう。

本文であったり、見出しであったり、内容には「タイトルになり得る言葉」が散りばめられています。

そこから導かれるように設定することで、きっと収まるべきところに収まるはずです。

つまり「タイトルの設定」は、いいかえれば「適切な言葉を選ぶ作業」でもあるわけです。

突きつめていけば、「これしかない!」というタイトルが見つかるでしょう。

 

 

ベターなタイトルを目指す

読み手は、タイトルをみることで「その記事を読むかどうか」を判断するわけですね。

誘導のための強いフックであることはもちろん、記事を読んだ人がリピーターになるかどうかの手がかりにもなります。

その意味でタイトルが重要であることは間違いなく、書き手はこれをないがしろにできないでしょう。

同時に書き手は、「タイトルの設定」にかける労力についても考えなければなりません。

 

妥協のないスタンスが悪いとはいいませんが、ブログの記事に関しては「コンスタントな更新」に価値があります。

「完璧主義」をモットーにしていると、いつまでたっても記事を公開することはできませんね。

ブログ運営には一定のスピード感が求められるため、そのなかで妥協しなければならない局面を迎えることもあるでしょう。

したがって、完璧主義は捨てて「最低限のライン」をクリアすることに注力すべきです。

 

この最低限のラインとは、タイトルがもつ役割、つまり「文章の方向性を明示すること」が果たされているかどうかです。

これをクリアするために言葉を選んでいけば、自分が納得できる「ベターなタイトル」を設定できます。

ベターなタイトルを目指し、この作業を継続することで、書き手も次第に要領をつかんでくるはずです。

するとタイトルの出来栄えは、日を追うごとに良くなっていくでしょう。