【ブログ運営】反復できるトピックを見つける【メインテーマとの関係】
ブログを運営すると、ひとつの物事に対して追求や探求をくり返すことになります。
それはいずれブログの”太い軸”となり、読み手にもたらす魅力にもなります。
しかし残念ながら、その値打ちが期待できるような物事に出会えるかは未知数です。
つまりブログの魅力とは、いいかえれば、反復できるトピックを見つけられるかどうかにかかっているわけです。
ひとつのトピックを反復するとき、ブログのメインテーマとの関係性をみなければなりません。
今回はトピックの反復をいかにして実現するか、これについて考えていきましょう。
メインテーマに沿う
「反復できるトピック」を探すにあたって、まずはブログ自体の構成から考えるべきです。
記事として扱おうとしているトピックを、ブログのメインテーマが受容できるかどうか。
わかりやすくいえば、ブログの「カテゴリー」に追加しても不自然ではないか。
ここにフォーカスすべきです。
当ブログ『文章の鬼』では、映画や音楽の記事を反復することはできません。
それが文章とは本来関係のないものですし、ブログタイトルをみて訪れる読者の期待するものでもないからです。
しかし、「映画化された小説」「小説の作中に出てくる音楽」などをご紹介することはできるでしょう。
もちろんこれがシリーズ化すれば、おのずと反復することになります。
つまり、反復するトピックはブログのメインテーマに則ったものであること。
これを原則として考えていきましょう。
ネタに困ることはない
たとえば「Apple製品を紹介するブログ」を開設するとします。
そこに「新型iPhoneのレビュー記事」を書くとすれば、新しいiPhoneがリリースされるたびに記事を反復することができますね。
同じフォーマットを使って似たような書き方をしても、製品の概観やスペックが異なれば、当然ながら記事の見栄えも変わります。
おしゃれなケースや便利な周辺機器、サードパーティーの対応製品を紹介するなど、派生や発展させるのもアリです。
「反復できるトピック」を探し当てれば、少なくともブログのネタに困ることはありません。
もちろん、ひとつの製品について書ききったのであれば、その記事を反復するのは悪手です。
WindowsのパソコンやAndroid搭載のスマートフォンなど、Apple以外の製品を反復すると読み手は混乱します。
比較として局所的に取りあげるのであれば効果が期待できますが、頻繁にくり返すとなるとブログのブランディングとして得策とはいえません。
前項にあったとおり、ブログのメインテーマを照らし合わせながら、読み手に違和感を与えない反復を実現しましょう。
「追求」や「探求」で価値を高める
「新型iPhone」というトピックを扱う場合、反復しているからこそ信頼性が高まることになります。
旧型モデルとの比較ができるのはもちろん、iPhoneという長い文脈での位置づけも可能でしょう。
さらにいえば、同じトピック(同一機種のiPhone)であってもレビュー自体は反復できます。
「iPhone12のカメラ性能」だけをとってみても、各機能の紹介や従来型との変更点、本体側の設定や撮影環境の変更など、突きつめようとすればひとつの記事では書ききれない量になるはずです。
新製品が発表されるたびに同じことをくり返すことで、その内容はおのずと高い精度をもつでしょう。
つまり、同じトピックを反復することで、記事の精度や信頼度が向上するのです。
更新した内容が既存のものとまったく同じであれば、さすがに読み手も離れてしまいます。
しかしその内容に「追求」や「探求」の性質を帯びていれば、記事の価値はむしろ高まるはずです。
精度や信頼度を上げるためにも、核心に迫るための反復を心がけましょう。
ほどよい上位概念を探す
「Apple製品を紹介するブログ」を例として挙げながら、ここまで進めてきました。
公言しているかどうかは別にして、Apple系の製品に主軸にするブロガーさんはたくさんいらっしゃいますし、私自身(Apple信者ではないけれども)楽しく読ませてもらっています。
あなたがこれからブログ運営するとしたら、「縛り」や「制限」をどこまで設けるかを考えるべきです。
Apple製品をブログの主軸として毎日更新しつつ、トピックを反復するのであれば、おのずと専門的な知識が必要になってきます。
ほかのブログと競合する局面もあるでしょうし、自分の知識では追いつかないような領域に踏みこまなければならないこともあるでしょう。
さらにいえば、毎月のように新製品が発表されるわけでもないため、なにか工夫をしなければ更新頻度は下がる一方です。
手詰まりにならないためにも、あなたにとっての「ほどよい上位概念」を見つけることがコツです。
たとえば、「縛り」がないようなブログタイトルや、「制限」を匂わせないようなドメイン名を選ぶのもひとつの手でしょう。
「Apple製品を紹介するブログ」と限定してしまえば、たとえあなたの嗜好が変わっても、iPhoneやMacをメインに扱うことになります。
仮に「ガジェットブログ」として運営していれば、Apple以外の製品についても紹介することができますね。
とはいえガジェットブログでは、良くも悪くも「広く浅い範囲」での運営になるため、どこかでなんらかの軸を立てなければ読み手の定着は難しいでしょう。
ブログにどのくらいの含みをもたせるかは、あなたのさじ加減によって決めることです。
継続的なブログ運営にとって、トピックの反復は必須といえます。
「あなたの器量」や「専門性」、「読み手のニーズ」や「マネタイズへの導線」など、さまざまなところでバランス感覚をつかむことが前提となります。
多少の幅があっても許されるため、包括的な上位概念を探しつつ、戦略的にブログ運営しましょう。
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