【ブログ運営】ジャンル選びは「階層」で考える【上下関係】

 

ブログを始めるときに悩むのが、「どのジャンルで勝負するか」です。

主軸となる内容やコンテンツの傾向は、当然ながら、そのブログの特色や持ち味になります。

場合によっては、タイトルやデザインに影響を与えることもありますね。

今回は、そのジャンル選びについて考えます。

考え方のコツもご紹介するので、ヒントになれば幸いです。

 

 

コンテンツの限定について

たとえばこのブログは「文章の書き方」に特化しています。

ジャンルでいえば「学び・教育」や「ノウハウ」といったところでしょうか。

その大きな括りのなかで「文章の書き方」を選び、ジャンルに沿ったコンテンツを発信しています。

つまり「文章の書き方」以外のコンテンツは異質なものになってしまうわけですね。

 

そうなるとブログで扱うコンテンツは限定されることになりますが、これは決して悪いことではありません。

限定するからこそ、読み手が知りたがる「情報のまとまり」を提供できますし、書き続けることでその精度も上がっていくのです。

むしろ、なんでもかんでも取り扱う雑多なブログこそ、読み手を惑わせてしまう上に、ターゲットが分散してしまいます。

ブログの運営に関していえば、コンテンツを限定することによるデメリットはないといえるでしょう。

 

 

ジャンルには階層がある

「文章の書き方」といっても、その内容はさまざまです。

ここで扱っている内容でいえば、書き方の対象となる文章を「実用文」「創作」「ビジネス文章」などに分岐させています。

一般的な文章の書き方であれば「心」「技」「体」とさらに細かく体系化している上に、「執筆の道具」「書き手の働き方」「ブログの運営」といったようにコンテンツを派生させたりもしています。

 

「文章の書き方」がジャンル選びの正解とは限りませんが、ブログのジャンルに階層があることは知っておきましょう。

一口に「ジャンル」といえども、ただ横並びに散らばっているわけではありません。

階層から考えることによって、ブログに即効性のある変化をもたらします。

具体的には次項で考えます。

 

 

階層の上下で考える

ジャンルの階層を下げて、このブログのジャンルを「ビジネス文章の書き方」に絞ったとしましょう。

すると、カテゴリーに「創作」を加えるのは現実味がなくなってしまいますね。

しかし一方で、”ビジネス”から解釈を広げれば「事務用品」や「経済関係」の内容を扱うことができるかもしれません。

階層を下げることによって、見えてくるものもあるのです。

 

今度は逆に、ジャンルの階層を上げてみます。

「文章の書き方」から「書き方・話し方・読み方・聞き方」にまで広げれば、より包括的な内容を扱うことができます。

しかし幅を広げすぎると、今度はブログ全体がまとらなくなってしまいます。

コンテンツの管理にも苦労するでしょうし、なにより読み手も混乱してしまうでしょう。

 

階層の上下を意識することによって、ブログの在り方を具体的に考えることができます。

「どのジャンルを選ぶか」では見えてこなかったものが、明瞭になるのです。

 

 

 上下関係を見定める

ここでさらっと告白しておきますが、私は「文学」よりも「音楽」や「映画」のほうが好きです。

けれども、少なくとも『文章の鬼』において、音楽や映画の情報はメインコンテンツになり得ません。

それは横並びの状態から選ぶべきジャンルであり、除外の対象となるからです。

 

一方で、最初の項でご紹介したように、「実用文」「創作」「ビジネス文章」などは扱っています。

これは階層の上下関係にあるコンテンツとして、お互いに関連があると判断しました。

実際、それぞれの内容が交錯することもありますし、どちらかがどちらかを内包することもあります。

 

ジャンル選びを考えるということは、同時に、階層の上下関係を見定めることも必要になります。

「横並びになったジャンルから選ぶ」よりも、ブログの運営に実効的な影響を与えます。

もしもジャンル選びに悩んでいるのであれば、検討しているジャンルの階層を意識することをおすすめします。

想定するブログのボリューム感やタイムスパンなどを考慮しつつ、その上下関係を見定めましょう。