「書くと決めた内容」を作品に浸透させる
前回、「書く内容を決めることは、書かない内容を決めること」とご紹介しました。 ■ 「書かない内容を決める」こと 今回はこのことについて、もう少し具体的に考えてみましょう。 「書かない内容」は、設定や場面といった" ...
「書かない内容を決める」こと
作品のなかで、どのようなことを描くか。 書き手は、常にこれを選択しながら執筆するでしょう。 実はこのとき、書き手が意識するかどうかは別として "とある選択" がなされています。 書く内容を決めることは、書かない内 ...
主軸となる設定を混在させない
今回は、主軸となる設定について考えていきましょう。 世の中には、複数の設定を用いる物語があります。 書き手は、おもしろい設定をいくつか共存させれば、作品の魅力が増すと考えがちです。 ただし、単純に組み合わせたとこ ...
「展開」と「付け足した設定」の違い
物語のボリュームが足りないと感じたとき、書き手が設定を付け足す場合があります。 付け足した設定によって、文字数やページ数を増やして、物語を完成させるという作業ですね。 とくにめずらしいことではありませんが、この作 ...
「設定の後付け」をしない
常に書き手が物語を操作できるとは限りません。 物語が進むにつれ、思うように展開できなくなったり、整合性がとれなくなったりと、立ち往生する場合があります。 そのとき、物語のカギとなる設定を後付けすることは禁物です。 ...
物語の「局面」を考える
今回は、物語の局面について考えてみます。 書き手が、おもしろい設定や展開、終わり方を考えついたとします。 しかしそこに物語が大きく動く局面がなければ、読み手は拍子抜けしてしまうでしょう。 読み手にとって魅力的な作品にするために ...
「場面の並べかえ」で魅せる
今回は、場面の並べ方について考えていきましょう。 ここで注目するのは、魅せ方です。 場面を並べる作業については、以前にもご紹介しました。 ■ 場面は経過順に組み立てる 組み立て方として考えれば、時系 ...
描写文を書くために
今回はこちらの記事の内容について、実用性を重視しながら再考してみます。 ■ 「説明文」と「描写文」の違いを考える この内容では、「説明文」と「描写文」を次のように区別することにしました。 ● 説明文 ...
「説明文」と「描写文」の違いを考える
今回は「説明文」と「描写文」の違いについてご紹介します。 書き手であっても、これをはっきりと区別できている人はそう多くないでしょう。 よくよく考えてみると、その違いはたしかにあいまいです。 この記事 ...
場面の在り方を意識する
「場面は小説の最小単位」という考え方があります。 小説の書き方について学んだ書き手は、似た文言をどこかで見聞きしたことがあるかもしれません。 たしかに、物語の途中で理屈を長々と説明していたり、図表が設けられていた ...