主語を明確にする
しっかり伝わる文章を書くためには、主語を明確にする必要があります。
まずは例文を読んでみましょう。
例文1
鉛筆が折れた。
この文の主語は「鉛筆」です。
しかしこの文章では、鉛筆のどの部分が折れたのかを読み取ることができません。
より正しく伝えるために、次のように表現しましょう。
例文2
鉛筆の芯が折れた。
主語が「鉛筆の芯」に変わりました。
使っていた鉛筆の芯が折れてしまい、削る必要があるという状況を伝えることができます。
例文1と比較してみると、読み手に伝わる事実がより具体的になりました。
書き手は、読み手が知りたいことを先回りして伝えなければいけません。
・ 何について書かれたのか
・ どのような状況なのか
・ どのくらいの範囲を示しているのか
これらの情報を的確に伝えるには、主語を明確にする必要があるのです。
もしも主語が明確でなければ、例文1のように、さまざまな事柄を読み手に推測させることになります。
つまり、文章全体が伝わりづらくなってしまうのです。
書き出す前に、主語をはっきりさせることを意識しましょう。
自分の文章を読み返すときは、主語が明確であるかどうかを確認することも大事ですね。
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