主語を明確にする

2017年7月3日

 

しっかり伝わる文章を書くためには、主語を明確にする必要があります。

まずは例文を読んでみましょう。

 

 

 

例文1
 鉛筆が折れた。

 

この文の主語は「鉛筆」です。

しかしこの文章では、鉛筆のどの部分が折れたのかを読み取ることができません。

より正しく伝えるために、次のように表現しましょう。

 

 

 

例文2
 鉛筆の芯が折れた。

 

主語が「鉛筆の芯」に変わりました。

使っていた鉛筆の芯が折れてしまい、削る必要があるという状況を伝えることができます。

例文1と比較してみると、読み手に伝わる事実がより具体的になりました。

 

 

書き手は、読み手が知りたいことを先回りして伝えなければいけません。

・ 何について書かれたのか

・ どのような状況なのか

・ どのくらいの範囲を示しているのか

 

 

これらの情報を的確に伝えるには、主語を明確にする必要があるのです。

 

もしも主語が明確でなければ、例文1のように、さまざまな事柄を読み手に推測させることになります。

つまり、文章全体が伝わりづらくなってしまうのです。

 

書き出す前に、主語をはっきりさせることを意識しましょう。

自分の文章を読み返すときは、主語が明確であるかどうかを確認することも大事ですね。

 

 

Posted by 赤鬼