単語を並べるときは、品詞をそろえる
ひとつの文に、複数の単語を並べることがあります。
このときに気をつけなければいけないのは、品詞がそろっているかどうかです。
例文を見ながら考えていきましょう。
原文
彼女の魅力は、優しい、明るい、たくましいところの3つだ。
一見すると問題なく感じますが、「優しい」「明るい」は形容詞、「たくましいところ」は名詞です。
同列に並んでいるべき単語の品詞がバラバラになっていては、文としては不自然です。
改善文1
彼女の魅力は、優しいところ、明るいところ、たくましいところの3つだ。
彼女の魅力に関する単語を、すべて名詞化しました。
品詞をそろえることで、自然に読める文になりました。
改善文2
彼女の魅力は、優しい、明るい、たくましい、この3つだ。
こちらは、品詞を形容詞で統一した場合です。
形容詞でそろえた文も、自然に読めますね。
このように、単語を同列に並べるときは、品詞をそろえるようにしましょう。
今回は名詞と形容詞の例を挙げましたが、どの品詞でそろえるかは書き手次第です。
慣れないうちは、「こと」や「もの」、または「ところ」を使って、名詞化するのがおすすめです。
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