単語を並べるときは、品詞をそろえる

2017年4月24日

 

ひとつの文に、複数の単語を並べることがあります。

このときに気をつけなければいけないのは、品詞がそろっているかどうかです。

例文を見ながら考えていきましょう。

 

 

原文
 彼女の魅力は、優しい、明るい、たくましいところの3つだ。

 

一見すると問題なく感じますが、「優しい」「明るい」は形容詞、「たくましいところ」は名詞です。

同列に並んでいるべき単語の品詞がバラバラになっていては、文としては不自然です。

 

 

改善文1
 彼女の魅力は、優しいところ、明るいところ、たくましいところの3つだ。

 

彼女の魅力に関する単語を、すべて名詞化しました。

品詞をそろえることで、自然に読める文になりました。

 

 

 

改善文2
 彼女の魅力は、優しい、明るい、たくましい、この3つだ。

 

こちらは、品詞を形容詞で統一した場合です。

形容詞でそろえた文も、自然に読めますね。

 

 

このように、単語を同列に並べるときは、品詞をそろえるようにしましょう。

今回は名詞と形容詞の例を挙げましたが、どの品詞でそろえるかは書き手次第です。

慣れないうちは、「こと」や「もの」、または「ところ」を使って、名詞化するのがおすすめです。

 

Posted by 赤鬼