伝聞の表現

2017年4月5日

 

誰かから聞いたことやどこかで見たことを「伝聞」といいます。

自分が直接見聞きしたわけではない情報を内容として書く場合は、以下のような表現を使います。

 

伝聞表現

~といわれている / ~だそうだ / ~と聞いた(聞いている)

 

 

 

伝聞表現を使うメリットは、ほかの人の意見や見解などを盛り込むことで、より内容を充実させることができる点です。

伝聞情報を問題提起として、そこから賛成や反対もできますし、補足して発展させることもできます。

引用よりも比較的手軽に持ち出せるので、効果的に使うことができれば強力な武器になります。

 

 

伝聞表現は、その内容に説得力を持たせづらいのが特徴であり、デメリットでもあります。

見聞きした情報を書く際には、これをいかに克服するかがポイントになります。

最も手っ取り早い解決策として、伝聞を盛り込むときに情報元を明記しましょう。

 

 

例文
ブラジルの景気は昨年よりも良くなっているそうだ。

 

日本の反対側に位置するブラジルの経済状況は、なかなか実感しづらいものです。

下記のように情報元を付け足せば、より説得力が増します。

 

 

改善文
昨晩放送されたNHKのニュースによると、ブラジルの景気は昨年よりも良くなっているそうだ。

 

文頭に一言加えるだけで、より説得力のある文章になります。

また、書き手の意見や考えとの区別化ができるので、情報が整理しやすくなります。

 

 

Posted by 赤鬼