範囲を絞って詳しく伝える
物事を漠然と表現すれば、あいまいに伝わってしまいます。
そこで数値やグラフを用いて表現すれば、明確な文章になりますね。
しかし数値で表すことができない言葉であれば、どのように表現すれば良いのでしょうか。
原文
私は音楽が好きです。
「音楽が好き」は、数値に表すことができません。
また、その楽しみ方はさまざまなので、これだけでは漠然としています。
一文でより詳しく伝えるためには、範囲を絞らなければなりません。
改善文
A. 私はクラシック音楽を聴くことが好きです。
B. 私はピアノを弾くことが好きです。
C. 私はロックフェスに行くことが好きです。
「音楽が好き」の範囲を絞って表現しました。
Aはリスナー、Bは演奏者、Cではレジャーとして、それぞれが音楽を楽しんでいることが伝わります。
さまざまな解釈ができるような言葉は、範囲を絞って具体的にすることがポイントなのです。
文章で物事を伝えるとき、書き手はわかりやすく表現するために努力しなければなりません。
意味に含みをもたせ、解釈を読み手にゆだねるクセをつけてはいけないのです。
今回の例文のように、数値で表せない言葉は表現に注意が必要です。
範囲を絞ることで、より詳しく表現しましょう。
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