人物や物事を説明する
文章で、人物や物事を説明しなければならないとき。
この場合、5W1Hを使って考えることをおすすめします。
とりあえず5W1Hをもとに材料をそろえると、書くべき情報がわかりやすくなります。
まとまりのある内容にするためにも、有効な方法です。
例として、とあるロックバンドについて説明するとしましょう。
who(誰が) …… 4人で編成されたそのバンドは
when (いつ) …… 199X年に
where(どこで) …… 千葉県にて行われたロックバンドコンテストで
why(なぜ) …… グランプリを獲得したことをきっかけに
how(どのように) …… 参加総数が100を超える中、鮮烈な
what(何を) …… デビューを果たした
こうした5W1Hの使い方について、かんたんに解説します。
「who(誰が)」というのは、説明の対象となる人の基本的な情報です。
「生年月日・出生地」などは、「いつ・どこで」として説明してしまいそうになりますが、これも「who(誰が)」に含まれます。
そうなると、「when (いつ)」や「where(どこで)」は、何を指すのでしょう。
これは、特筆すべき出来事の概要で考えたときの要素です。
例では「199X年に / 千葉県にて行われたロックバンドコンテストで」としました。
このように、伝えたい内容を考えながら、出来事の概要を押さえて書きましょう。
「why(なぜ)」は、動機やきっかけです。
これもまた、特筆すべき出来事としての意味合いで考えます。
「how(どのように)」は経緯やその様子です。
各項目に連動させながら、情報を付随させるイメージをもちながら考えましょう。
最後の「what(何を)」は、何をしたのか、何が起こったのかを指します。
事実を書くのはもちろん、「その後の結果」や「波紋・影響」を組み込むと、内容に厚みが出ます。
5W1Hを使って考えることで、書くべき要素がそのまま概要として使えるようになります。
もちろん、物事について書くときも同じようにこれを応用できます。
ただし、これらをすべて同等に並べれば良い、というわけではありません。
5W1Hを使って書き出した内容は、書き手が把握すべき基本要素でしかありません。
読み手が求める情報に応じて内容の厚みを増減するなど、臨機応変にこれらの要素を扱いましょう。
■ 参考
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