句点を打つのは文末のみ
句点は、文の切れ目に打つ記号です。
文末に打つというルールは、小学生でもわかるような常識ですね。
しかしときどき、間違った使い方を目にすることがあります。
原文
いつも明るく笑顔でいる。をモットーにしている。
掲げたモットーの切れ目に気をとられて、ついつい句点を使ってしまった例です。
構造を紐解くと、前半の「いつも明るく笑顔でいる。」と、後半の「をモットーにしている。」とで分解されてしまいます。
これでは文章として成立しません。
改善文
A. いつも明るく笑顔でいる、をモットーにしている。
B. 「いつも明るく笑顔でいる」をモットーにしている。
B. 「いつも明るく笑顔でいる」をモットーにしている。
解決のためには考えられる策は、ふたつあります。
Aのように読点で区切る方法と、Bのようにかぎ括弧を使う方法です。
このように表記することで、文章として自然なかたちになります。
当たり前に使えると錯覚している句点ですが、気を抜いてはいけません。
油断すると、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
句点を打つのは文末のみに限ることを、再確認しましょう。
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