【ブログ運営】ひとつひとつの記事が資産になる【労働の対価からの脱却】

 

今回はブログのマネタイズについて考えます。

内容としては具体的な方法論ではなく、ブログでのマネタイズがどのような性質なのかをご紹介します。

「ブログの価値」を考えるときにも、これは非常に重要なトピックといえます。

 

 

「やったぶんだけお金をもらう」

一般的な仕事では、「労働の対価」としてお金をもらっています。

物書きも例外ではありません。

たとえば雑誌で文章を書いたとしましょう。

書いたぶんの原稿料が報酬として口座に振り込まれ、ひとつの仕事に区切りがつきます。

 

「やったぶんだけお金をもらう」と考えれば、どんな仕事でも同じようなものです。

むしろやったぶんだけお金をもらえるなら、まだマシといえるでしょう。

ほとんどの場合で「労働力の対価として収入が見合っていない」と感じることが多いのではないでしょうか。

けれども、資本主義経済のなかで生きていく以上は、ずっとこのサイクルを続けていかなければならないのです。

とても儚い働き方ですが、大多数の人たちがこのように働いています。

 

 

「儚い働き方」からの脱却

例外的に、そのサイクルから抜け出せる人たちがいます。

「なにもやっていないのにお金が入る」「やったぶん以上のお金をもらえる」「放っておいてもお金が増える」

聞こえが悪いものも含めて表現はさまざまですが、前項の内容のような「儚い働き方」から脱却している人たちはたしかに存在しています。

 

実のところ、ブログ運営もそのひとつです。

たとえばブログの記事をひとつ書いて、そこに広告を貼りつけたとしましょう。

ブログや広告主が今後も存続しつづけると仮定すれば、ひとつの記事から半永的に収入が発生することになります。

ここでのマネタイズの性質や、そこにいたるまでの過程は、大多数の働き方のそれとはあきらかに違っています。

書き手がこれを実現させれば、儚い働き方からの脱却につながるのです。

 

 

書いたぶんだけ資産が増える

ブログの場合、即物的なお金はほとんど入ってきません。

企業からの案件をこなせば別ですが、ひとつ記事を書き終えたとしてもお金はもらえないのです。

成果がでるまでには工夫や努力が求められますし、たくさんの時間を要します。

ようやくマネタイズが実現できたとしても、今度はそれを継続しなければなりません。

 

これらの“知能労働”は、想像しているよりも辛く苦しいものです。

理屈として考えれば「半永久的に収入が発生する」のは間違いないのですが、現実はそう甘くないのです。

 

しかし一方で、広告を貼りつけたそれぞれのページが資産になることはたしかです。

このようなページが何百、何千と増えていけば、マネタイズの可能性はどんどん広がっていきます。

つまりブログでは、書いたぶんだけ資産が増えていくわけです。

「なぜ今わざわざブログを書くのか」

答えのひとつは、ここにあります。

 

 

資産を増やすとブログが成長する

たくさんの良質な記事を、長いスパンで書き続けることによって、資産はどんどん増えていきます。

するとGoogleからの評価が上がり、検索結果で上位表示されやすくなります。

マネタイズに直結する部分ですね。

「たくさんの良質な記事を長いスパンで書き続けているブログ」の評価が低くなるはずがありません。

Googleのアルゴリズムは年々変化し、評価基準がたびたび修正されるものの、この部分はほとんど変わらないようです。

 

コツコツと増やした資産がもたらすのは、実利的な価値だけではありません。

記事に書かれた「まとまった考え」が集まれば、ブログ自体が大きなコンテンツとなります。

これは読み手の評価につながる部分です。

読み手を楽しませたり、疑問を解決したりを続けることで、信頼を勝ち取ることができます。

その評価を裏づけるのはひとつひとつの記事であり、これもまた立派な資産といえます。

 

つまり、資産を増やしていくことは、ブログを成長させることでもあるのです。

とくに「読み手からの評価」を高めるように書いていくと、お金を超えた価値が芽生えてくることがあります。

たとえば、読み手のために記事を書き、読み手が喜んでくれたのを実感するとき。

この体験は、刹那的な成果報酬など取るに足らないと思えるくらい、かけがえのないものです。

書き手にとって、強力なモチベーションになるでしょう。