意味と表記のマッチング

2017年4月20日

 

日本語で書く文章には、たくさんの文字が混在しています。

主に使われるのは、ひらがなとカタカナ、そして漢字ですね。

これほどまでに複雑な表記体系をもつ日本語は、世界的にみても稀な言語です。

 

 

生まれながらの日本人であれば、これらを感覚的に使い分けることができます。

あえてこのテーマを取り上げたのは、感覚的に使い分けてはいけないからです。

 

 

「カンジ、平仮名、かたかな」

「かんじ、ヒラガナ、片仮名」

 

 

この語群の中で、しっくりくる表記はどれですか?

おそらくどの組み合わせも、読みづらいと感じるでしょう。

言葉がもつ意味と表記に整合性がないことが原因です。

 

 

「漢字、ひらがな、カタカナ」

 

このように表記すると、ずいぶん読みやすくなったはずです。

それぞれの言葉の意味に対応した表記方法を用いることで、視覚的に理解できるようになります。

 

 

読みやすい文章を書くためには、意味と表記をマッチングさせる必要があります。

機械的な変換機能に頼っていては、良い文章は書けません。

それぞれを意識しながら、使い分けていきましょう。

 

 

Posted by 赤鬼