「書くこと」と「考えること」
文章を書くときに時間がかかってしまう人は、書きながら内容を考えている可能性が高いです。
「書くこと」と「考えること」を同時進行してしまうと、書きあがるまでに時間がかかるだけでなく、文章の質も低下します。
たとえば、1時間で1000文字の文章を書くとします。
・書くことに40分、考えることに20分
・考えることに40分、書くことに20分
この場合では、後者のほうがより短い時間で良い文章を書くことができるのです。
なぜなら、前者のやり方は非効率的だからです。
テーマの決定、材料の収集、論点の整理、明確な論拠、自分の主張、全体の構成、
文書作成に必要な要素を、書きながら考えるのは至難の業ですね。
まさに、設計図なしに家を建てるようなものです。
たとえ形になったとしても、いびつな欠陥住宅になってしまうこと請け合いです。
書くための技術や知識は、あとからいくらでも習得できます。
まずは「書くこと」と「考えること」を区別することから始めましょう。
そこから時間をかける割合を見直すことで、すぐに良い効果があらわれます。
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