【ブログ運営】ネタの反復について【概念とデータ】【書き手の信念】

 

発信する立場にある以上、読み手に飽きられる状況は避けたいものです。

ブログ全体に対する”飽き”はもちろん、たとえひとつの記事のなかでも「つまらない」と思われないように書くはずです。

そこで気になるのは、ネタの反復です。

一見すると悪いことのように思われるネタの反復について、今回は考えていきます。

 

 

ネタの反復はめずらしくない

「使いまわしのネタ」は、常に新しい投稿をチェックしてくれている人からすれば、たしかに既視感が否めないでしょう。

読み手の飽きに直結する部分ですから、ネタの「使いまわし」に抵抗を感じるのも無理はありません。

だからこそブログの運営者としては、新たなネタを発掘するべく頭を悩ませるわけですね。

あらゆる方向にアンテナを立てるスタンスは間違っていません。

が、ネタの反復はいたるところで行われています。

 

好きな歌手のヒットソングは、たとえ何年前もにリリースされたものであっても、聴きたくなるものです。

好きなお笑い芸人のコントや漫才も、オチがわかっているのにもかかわらず、笑ってしまうでしょう。

小さいころから観ている郷土芸能だって、いざ目の前で実演していれば、魅入ってしまうはずです。

つまりネタの反復は、私たちが思っているほど悪いことではないのです。

まず書き手は、ネタの反復に対するアレルギーを克服しましょう。

 

 

上位概念と下位概念

書き手は、反復できるものとそうでないものを選別する必要があります。

基準としては、内容として扱うテーマやトピックが「上位概念」であるか「下位概念」であるかをみて判断します。

 

上位概念の場合、何度でも反復できます。

「カメラ」について扱うブログは、新製品が発表されるたびに記事を更新できます。

製品の仕様や操作方法について、書き方としてはかわり映えのないフォーマットであっても、読み手は受け入れてくれるでしょう。

ほかにも撮影テクニック、保管やメンテナンスのコツ、カメラの歴史、アクセサリーなど、ネタには困らないはずです。

 

一方で、下位概念の場合、ひとつの記事で過不足なく伝わることにこだわるべきです。

たとえば「SONYのα6400」について記事を書ききったのであれば、同じ内容をくり返す必要はありません。

味がしなくなったのであれば、早々に見切りをつけて、次のネタに目を向けるのがベターです。

 

 

データから判断する

反復について、主観で判断するにはやはり限界があります。

書き手にとって扱いやすい内容は、つい反復したくなるものです。

しかしそれが読み手のニーズとマッチしているとは限りません。

ブログを運営する以上、常に客観的な視点をもつべきです。

 

この場合は単純に、数値化されたデータを参考にしましょう。

どんなブログサービスにも、ブログへのアクセス数や個別記事のPV数を表示できる機能があります。

この増減で記事の人気度を把握すれば、反復できるかどうかの指標になります。

力を入れたはずの記事が不発だったり、なんとなく書いただけの記事がシリーズ化したりと、書き手としては予想外の事態が発生します。

できることなら毎日、ブログのデータに目を通しましょう。

 

 

自分の信念にしたがう

概念でも、データでもなく、例外的に反復できるものがひとつあります。

書き手の信念です。

生きていれば、「生涯をかけて追い続けるべきテーマ」に巡りあうことがあります。

趣味が高じて人生を賭ける人もいれば、ふと興味をもった分野がいつの間にかライフワークになる人もいます。

 

この信念をブログにぶつけるとなれば、結果的に反復することになります。

場合によっては、似た内容を何度も更新することもあるでしょう。

とはいえブログは、書き手が自由に書ける場所です。

こだわりをもって記事を反復するのは”当然のこと”で、そのスタンスでブログを運営するのは”正しいこと”です。

その良し悪しや、成功するか否か、ブログが受けいれられるかどうかは、また別の話です。

ひとつの物事にコミットしたのなら、まずは自分の信念にしたがってみましょう。