【ブログ運営】不良債権化したブログの扱い【収益が発生しない】【費やした労力】

2020年11月2日

 

ビジネスや事業がどうにも上手くいかない場合、「撤退」「廃止」「廃業」などを考えざるを得ません。

マネタイズを見据えるブログには、まさに同様の局面が訪れます。

 

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「どうにもならない状況」と判断した場合、残念ながらそのブログは不良債権となります。

当然、運営者としては更新をストップせざるを得ないでしょう。

 

今回考えるのは、不良債権化したブログの扱いです。

更新をやめるに留めるか、はたまたブログ自体を削除してしまうか。

大まかに2つのパターンを視野に入れてご紹介します。

 

 

ブログの不良債権化とは

ブログには維持費が必要です。

サーバーのレンタル料、ドメインの更新料など、ただブログを存在させるにも最低限のコストを見据えなければなりません。

取材費や研究費など、記事を書くためには不可欠とされる出費もあります。

つまり、まともに運営するにはさらにお金がかかるのです。

 

期待した収益が発生しなかったり、将来的にもそれが見込めなかったりすれば、ブログは不良債権と化します。

つまり、今までかけたぶんのお金を回収できず、採算が取れなくなってしまったわけですね。

不良債権であることを判断する(認める)タイミングは難しいのですが、運営者であれば痛みをともなって実感していることでしょう。

もちろん数字にはきっちり表れていますから、いずれどこかで踏ん切りをつけなければなりません。

 

 

ブログを削除すべき場合

扱いを迷っている間にも、ブログは存続しています。

モチベーションがそぎ取られ、更新をやめたとしても、維持費は発生しているわけです。

残念ながら、腐らせたまま放置しているブログが復活する確率は低いといえます。

したがってもしもブログが不良債権となってしまった場合、思いきって削除することをおすすめします。

 

とくに初心者であれば、スタートの時点でボタンをかけ違っていることが多い。

そもそもの方向性や目標の立て方、扱うテーマやトピックの選定など、根本的な部分に問題があるわけですね。

そうなると途中から軌道修正するのは難しく、たとえドメインを使いまわすことでブログを残したとしても、すべての記事を書きかえるくらいの大改革が必要です。

 

具体的なことをいえば、サーバーやドメインの更新月(料金が発生するタイミング)までは猶予があるといえます。

決済の期限が迫っていてもどうにもならない場合、まっさらにするのもひとつの手です。

冷静な状態で考えなおすことができますし、リスタートを切るときのモチベーションも変わってきます。

名残惜しい気持ちもわかりますが、早い段階であきらめをつけ、新たな戦略を練ったほうが賢明です。

 

 

ブログを残したほうがいい場合

ただしブログには、なんの前触れもなく脚光を浴びはじめる可能性があります。

たとえば「地下アイドルのファンブログ」を長年続けていて、そのアイドルが全国的にブレイクした場合。

更新がまばらになっていたとしても、すでに記事は仕込んであるわけですから、ブログ全体に需要が生まれる状況も考えられるのです。

これがブログのおもしろいところであり、夢を感じられる部分でもあります。

 

「将来性を期待できるトピック」を扱う場合、削除せずに残しておいたほうがいいでしょう。

現状で収益が発生していなくても、そのブログは不良債権でなく「投資」の性質をもっているからです。

もちろんそこには「先見の明」のような感覚が求められますし、ブログを始める段階で戦略を立てる必要があります。

経験者や上級者向きの判断にはなりますが、この場合は多少の維持費がかかっても耐えるべきでしょう。

 

 

費やした労力は無駄にならない

ブログ運営に関しては、思うようにいかないことのほうが圧倒的に多いです。

がっつり稼いでいる人の言うことを素直に聞いたところで、そのとおりに収益がでるわけでもありません。

傾向と対策がころころと変わってしまうので、最適解もその時々にとって変わります。

経験を拝借することで多少のショートカットは期待できたとしても、根本的な解決にはならないのです。

もちろんこれは『文章の鬼』でご紹介する内容も含めてのことで、言い訳や予防線ではなく、ブログ運営の使命みたいなものなのです。

 

ただし、ひとついえるのは、費やした労力は決して無駄にはならないということです。

たしかに金銭的な損失は出たのでしょうけれど、そこでもがいた経験は財産になります。

仮にブログを削除することになったとしても、運営者には「なにが悪かったのか」「どうすればよかったのか」「次になにをすべきか」を考える機会が与えられるわけです。

失敗を失敗とせず、「成功の過程」と捉え、経験を次に活かすようにシフトしましょう。