【ブログ運営】進退を考えるタイミング【目安の期間と手ごたえ】
ブログには何年やってもマネタイズに成功しない場合があります。
自己実現や自己救済、あるいは単なる趣味として書いているのであれば、たとえ収益が入ってこなくても問題ないでしょう。
しかしマネタイズを見据えて書き始めたのであれば、そのブログはもはやひとつのビジネスです。
そうなると「経済的な視点」をもって、ブログの出来栄えを判断しなければなりません。
場合によっては、ブログの進退について真剣に考える局面を迎えることもあるでしょう。
引き際を判断するとき、目安となる期間や大切にすべき要素などを、私の経験をふまえてご紹介します。
「0」から「1」に変わらない状況
ブログにおける「失敗」あるいは「非成功」は、運営方針によって異なります。
たとえば「毎月15万円の収益をなるべく早く得たいブログ」と、「毎月1000円程度の収益を長期的に得られればいいブログ」とでは、目標も戦略も評価も違っているはずです。
したがって、まずは目指しているゴールがどこにあるのかを明確にしなければなりません。
これはブログの進退を判断する上での、大前提となる部分ですね。
ただしブログの方針にかかわらず、共通して問題となるのは、収益が「0」から「1」に変わらない状況です。
多少なりともマネタイズを見据えているのであれば、たとえ方針に違いはあっても、「0→1」の段階は通過しなければなりません。
残念ながら、多くのブログがこの壁を越えられないのが現実です。
多くの場合、運営者がブログの進退について考えるのはこのときです。
難しいのは「タイミング」
当然ながら、ブログの出来・不出来を見極めるのは自分自身です。
ブログの現況は、残酷といえるほど数字に反映されますから、データに困ることはないでしょう。
そのデータをもとに、信用できる誰かに意見を求めたり、アドバイスをもらったりすることも大切ですが、最後に判断するのはやはり自分自身です。
だからこそ、タイミングが非常に難しいわけですね。
「もはや商業的な成功は見込めないのか」
「いや、まだ軌道修正できる段階なのか」
「画期的な打開策がどこかにあるのでは?」
もちろん、なにかの拍子に突然バズる可能性もあるでしょう。
やり方を変えることで、ブログが大きく化けることも考えられます。
それでなくとも、マネタイズを模索した時点で、少なからず、ブログに時間やお金をかけているはずです。
これらの可能性やコストをさしおいて最終決断を下すのは、とても苦しく難しいことなのです。
6ヶ月を目安にする
しかし実際、収益が入ってこない状況が続いているのなら、運営者の頭にはやはり引き際がちらつくわけです。
「もったいない」という気持ちはあるにしても、このまま突き進んでいくことにも抵抗があるでしょう。
ここで目安となるのは「6ヶ月」という期間です。
ブログを始めてから半年経ってもまったく手ごたえがないという場合、非常に残念ですが、見込みは薄いでしょう。
もちろん、原則として毎日更新し、その間にもさまざまな工夫を凝らした上での判断です。
これまでの経験からいうと、全力で取り組んだブログは早くて3ヶ月、遅くても6ヶ月以内にはなにかしらの手ごたえを実感できます。
初心者のころ、ほとんど無策で始めたブログは、端にも棒にもかかりませんでした。
それからねばって1年間続けてみましたが、数字はさほど伸びず、今ではもうブログ自体が存在していません。
一方、6ヶ月間でなにかしらの手ごたえがあったブログは、今もなお安定して収益が入ってきています。
ブログの進退を判断する局面が訪れたときには、6ヶ月を目安に考えましょう。
「手ごたえ」が強力な判断材料に
前項の内容では、不用意に「手ごたえ」という言葉を使いました。
これはブログの運営方針によって、あるいは運営者の考え方によっても変わることです。
個人で運営するブログにおける「手ごたえ」は、あくまで主観的なものでしかありません。
ただしこれは「運営者としての感覚」そのものであり、ブログを自己評価するにあたって強力な材料となります。
「毎月15万円の収益をなるべく早く得たいブログ」であれば、当然ながらその評価はかなりシビアになるはずです。
「毎月1000円程度の収益を長期的に得られればいいブログ」の場合、ゆるくおだやかに評価できるでしょう。
しかしながら、実際の収益や読み手の反応だけを”手ごたえ”と錯覚すべきではありません。
それまでブログにかけてきた自分自身の労力も含めて、主観的かつ総合的に捉えるべきです。
ブログの運営では、学んだスキルやノウハウを駆使したり、実務的な作業やデータの分析に時間をかけたりなど、さまざまな努力をするでしょう。
その上で「書き続ける/書くのをやめる」を判断するとき、最終的に頼りになるのは「運営者としての感覚」です。
この先ブログがどう転んたとしても、責任をとるのは自分以外に存在しません。
なにをやっても手ごたえがないと感じたとき、思い切って新たなスタートを切るのは決して悪い判断ではありません。
進退を考える重要な局面でこそ、自分の感覚を信じてみてはどうでしょうか。
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