【ブログ運営】読み手と対話する【訪問者・PV数】【読み手との関係性】
ブログを運営するとはどういうことか。
今回はこのことについて真面目に考えます。
とくにフォーカスしたいのは、読み手との関係性です。
ブログを運営する以上、書き手は絶対に向き合わなければならないテーマです。
「独り言」にはならない
趣味の一環としてブログを運営する書き手がいます。
無料のブログサービスなどを使い、いわば「独り言」を放ちつづけるように書きたいことを書く。
「なにかを文章で表現する」ということは自己実現につながる行為ですから、これも正しい在り方のひとつです。
私としては、金に目がくらんだブロガーよりも信用できますし、記事そのものも楽しく読むことができます。
ただし「ブログで文章を書くことの意味」を考えるとしたら、一考すべきポイントが浮かびあがります。
本当に「独り言」をつぶやきたいのであれば、手書きの日記でも十分なはずですね。
もしくはスマートフォンのメモに残しておくなどに留めておけば、その内容は「独り言」のままでいられます。
文章を世の中に公開する以上、その内容には書き手が意図したものを超える意味が含まれることになります。
つまり、書き手からすれば「独り言」のつもりでも、読み手がそれを「発信されたメッセージ」として受けとることも視野に入れなければなりません。
ブログで文章を書くのであれば、その瞬間から読み手は無視できない存在になるのです。
「対話」になる
どれだけプライベートな内容であっても、インターネット上にアップロードした時点で「不特定多数に読まれる性質」を帯びます。
ひとりでも読み手が存在し、その文章を認知した途端に「書き手と読み手のコミュニケーション」が発生することになります。
つまりブログとは、構造的に「対話」の可能性が潜んでいるのです。
書き手が「なにも気にせず書きたいことを書く」と意気込んでいても、その文章を”ブログ”に書くのであれば、読み手を意識せざるを得ない構造になるわけです。
もちろん原則として、書き手が読み手の顔や名前を知ることはできません。
『文章の鬼』のように、読み手からしても書き手の素性がわからない場合も多いです。
内容に対して賛同が得られるとは限らないでしょうし、そもそも伝達するまでには相当なタイムラグがあります
けれども、今この瞬間にも「書く×読む」のコミュニケーションが行われていることは否定できないのです。
ブログへの訪問者が多くなり、PV数が増えるほど、この対話は活発になっていくでしょう。
読み手との関係
だからこそ書き手は、読み手と「どのような対話をするか」について考えるのです。
地道にコツコツと説得するように書く人もいれば、激しい言葉を使って騒ぎを起こすように注目を集める人もいます。
世間のトレンドを把握し、検索エンジンの性質を理解することで、巧く立ち回るようにブログ運営する人もいます。
もちろんブログは自由度の高い媒体ですから、かならずしも「ブランディング」や「マーケティング」が求められるわけではありません。
あくまで自然体のままで、読み手と向き合っていく人もいるでしょう。
重要なのは、そこで読み手とどのような関係を築いていくかです。
たくさんの人に支えてもらうこともああれば、厳しく叱られることもあります。
読み手に救われることもあれば、理不尽な物言いによって傷つけられることだってあります。
もしも「独り言」であったのならば、その起伏は生じるはずがありません。
「対話」から生じたコミュニケーションによるものであり、そのすべてが尊いのです。
書き手は、読み手との関係を意識しましょう。
「読み手への感謝」につながる
ここまで書いたとおり、自己実現のためのプライベートな文章を否定するつもりはありません。
しかしこの記事を読んだあなたは、ブログを立ち上げることで自由に文章を書こうとしているはずです。
つまり、読み手との対話を始めようとしているわけですね。
せっかくですから、読まれる喜びを実感しましょう。
この『文章の鬼』も、開設当時は誰からも読まれていないブログでした。
WEBサイトを巡回するクローラーを除けば、PV(ページビュー)数が「0」の日も珍しくなかったのです。
地道に更新するなかで、ようやく何人かに読まれはじめ、年数をかけて徐々に増えてきました。
私には、そこで示される数が単なる数値とは思えません。
読まれる喜びを感じられることはもちろん、読み手とのコミュニケーションを確かめる証拠でもあります。
そして、顔も名前も知らない読み手に「感謝」の念を抱くことにもつながるのです。
これらすべて含めて、「運営のモチベーション」や「書くことへの推進力」になります。
ブログを始めようとするあなたも、ぜひ”良き対話”を実現してほしいですね。
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