「箇条書き」を選択するタイミング

2017年7月10日

 

箇条書きは、わかりやすい文書を作成するにあたって、欠かせない表記方法のひとつです。

情報を箇条書きにすれば、読み手に負担をかけずに、内容を理解させることができます。

 

 

しかし、いざ箇条書きを使おうと思っても、意外と難しいことに気づくはずです。

使いどころがわかっていなければ、そのタイミングもつかめません。

 

 

基本的に、ひとつのセンテンスに3つ以上の関連情報が含まれるときは、箇条書きを視野にいれましょう。

 

 

 

原文
 当日の会議では、ノートパソコン、前期の収支報告書、事前に配布したトラブル報告書を持参してください。

 

さすがにこの程度の文量であれば、一度読んだだけでも理解できますね。

箇条書きを使うまでもないのでは?と思った人は、次の文をご覧ください。

 

 

 

改善文

 ■持ち物

・ノートパソコン

・収支報告書(前期分)

・トラブル報告書(事前配布済み)

 

この文章で伝えたいのは「会議当日の持ち物」です。

そこに含まれる関連情報が3つ以上あったので、箇条書きにしたほうがわかりやすいと判断しました。

原文と比べて、どちらがわかりやすいでしょうか。

その差は明らかですね。

「読み手に負担をかけずに、内容を理解させる」の意味がわかったはずです。

 

 

このように、3つ以上の関連情報が文に含まれているときは、箇条書きを選択するタイミングです。

もちろん、「絶対に使うべき」というわけではありません。

あくまでも選択肢に入れる程度に考えてください。

作成する文書の性質や、そのとき扱う情報の数をみながら判断しましょう。

 

 

Posted by 赤鬼