「箇条書き」を選択するタイミング
箇条書きは、わかりやすい文書を作成するにあたって、欠かせない表記方法のひとつです。
情報を箇条書きにすれば、読み手に負担をかけずに、内容を理解させることができます。
しかし、いざ箇条書きを使おうと思っても、意外と難しいことに気づくはずです。
使いどころがわかっていなければ、そのタイミングもつかめません。
基本的に、ひとつのセンテンスに3つ以上の関連情報が含まれるときは、箇条書きを視野にいれましょう。
原文
当日の会議では、ノートパソコン、前期の収支報告書、事前に配布したトラブル報告書を持参してください。
さすがにこの程度の文量であれば、一度読んだだけでも理解できますね。
箇条書きを使うまでもないのでは?と思った人は、次の文をご覧ください。
改善文
■持ち物
・ノートパソコン
・収支報告書(前期分)
・トラブル報告書(事前配布済み)
この文章で伝えたいのは「会議当日の持ち物」です。
そこに含まれる関連情報が3つ以上あったので、箇条書きにしたほうがわかりやすいと判断しました。
原文と比べて、どちらがわかりやすいでしょうか。
その差は明らかですね。
「読み手に負担をかけずに、内容を理解させる」の意味がわかったはずです。
このように、3つ以上の関連情報が文に含まれているときは、箇条書きを選択するタイミングです。
もちろん、「絶対に使うべき」というわけではありません。
あくまでも選択肢に入れる程度に考えてください。
作成する文書の性質や、そのとき扱う情報の数をみながら判断しましょう。
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