細切れにならないようにする

「短く書く」ということは、良い文章を書くための鉄則です。

しかし、むやみやたらに短く書けば、かえってわかりづらくなってしまうこともあります。

例文をみて考えていきましょう。

原文

大学の友達を4人集めた。

私を含め、合計5人山登りにいった。

登りはじめは和気あいあいとしていた。

しかし、頂上に近づくにつれてみんな息を切らしはじめた。

終盤になった。

お互いを励ましあいながら登っていった。

頂上にたどり着いた。

私たちの絆は今まで以上に深まっていた。

そこから見た町の景色は格別だった。

みんなの笑顔は最高だった。

この文章がわかりづらい理由は、文が細切れになっているところにあります。

つなぎや区切りのタイミングが悪く、リズムもめちゃくちゃになっています。

文章というよりも、思いついた文を寄せ集めたような印象を受けてしまいます。

意味が通じない箇所はないように思いますが、これでは読みづらいですね。

改善しましょう。

改善文

大学の友達を4人集め、合計5人で山登りにいった。

登りはじめは和気あいあいとしていたが、頂上に近づくにつれてみんな息を切らしはじめた。

終盤になると、お互いを励ましあいながら登っていった。

頂上にたどり着いたとき、私たちの絆は今まで以上に深まっていた。

そこから見た町の景色は格別で、みんなの笑顔は最高だった。

文法のルールはもちろん、文章のリズムを崩さないタイミングで書き直しました。

いざ目を通してみると、流れるように読みすすめられるはずです。

ある程度文をつなげることで、目線の移動が少なくなり、読み手にかかる負担が少なくなります。

さらには、それぞれの文の意味をまとまった形で受け取れるため、理解しやすくなるのです。

文のつなぎや区切りを適切に行うことで、スラスラと読める文章になるのです。

「短く書く」という鉄則を守ろうとする姿勢は、決して悪いことではありません。

しかし、やりすぎには注意が必要です。

原文のような細切れ文章では、読み手に親切だとはいえません。

どのような物事にも適切な度合いというものがあり、文章も例外ではないのです。

細切れにならないよう、文のつなぎや区切りのタイミングを見計らいましょう。

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