漢字の扱い

今回は、漢字の扱いについてご紹介します。

日本語の文章において、常に気を配らなければならないところですね。

実のところ、漢字には大きな弱点があります。

たとえば、「生物」という言葉。

これについて考えてみましょう。

原文

① 生物の授業は、いつも眠くなる。

② 生物は大切にしましょう。

③ 生物だから、早く食べなければならない。

例に挙げたなかに、読みづらい文章がありますね。

①~③までの文にある「生物」は、どれも読み方が異なります。

読み方が違えば、言葉の意味も変わってくる場合がほとんどです。

それなのに、同じ表記で書かれているという状況が起こっているのです。

話し言葉、つまり「音」で意味を判断するならば、理解に支障はないでしょう。

しかし、書き言葉として表すならば、書き手は工夫を凝らす必要があります。

改善文

① 生物の授業は、いつも眠くなる。

② 生き物は大切にしましょう。

③ 生ものだから、早く食べなければならない。

「セイブツ」の場合は、そのまま「生物」と表記すべきでしょう。

ただし、「イキモノ」は「生き物」、「ナマモノ」は「生もの」とするほうが読みやすいですね。

つまり、適切な送り仮名をつけたり、部分的にひらがなを用いたりすることで、他の読みと区別したのです。

それに伴い、「生き物 ≠ 生もの」など、意味の差別化も図ることができました。

書き手は、明確な意図をもって漢字を書き分けることが重要です。

読みやすい文章にするには、漢字の弱点を克服しなければなりません。

漢字を上手に扱うことで、読み手の理解を手助けできます。

どのような表記が適切であるかを考え、工夫しながら執筆しましょう。

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