感嘆符「!」の使いどころ
感嘆符は、文章を書く上で欠かすことのできない便利な武器です。
感情をわかりやすく表現できますし、重要な部分を強調する効果もあります。
例文
A. 彼は「そんなのデタラメだ」と言い放った。
B. 彼は「そんなのデタラメだ!」と言い放った。
例文を比較してみると、読んだときの印象が変わることに気がつくはずです。
Aは淡々と切り捨てたように感じますが、Bは激高して叫んだようにみえます。
このように登場人物のセリフとして使用すれば、とても効果的に感情を表現することができます。
しかし、書き手の感情を表現するために使うことはおすすめしません。
たとえば、私がこのように感嘆符を使ったとします!
暑苦しく感じるはずです!
押し付けがましく思われるかもしれません!
文章に勢いつきますが、やはり乱用するのは良くないですね!
この調子で書いていけば、何を強調したいのかが伝わらないですね。
それどころか、文章そのものが稚拙に見えます。
感嘆符を使うのであれば、本当に強調したい部分、もしくは特別に表現すべき感情に限定するのが無難です。
加えて、文章はその重要度が高ければ高いほど、書き手は冷静であることを求められます。
身近なところでは、ビジネス文書ですね。
公平性が求められる実用文では、感嘆符の使用は避けましょう。
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