ひらがなで書くべき4つの副助詞

 

文章には、ひらがなで表記したほうが読みやすくなる場合があります。

今回は、副助詞にフォーカスしながら考えていきましょう。

まずは例文をご覧ください。

 

 

原文
冷蔵庫や洗濯機等、家電は大きければ大きい程高額になる。

 

とても読みづらい文章ですね。

原因は、副助詞を漢字で表記しているところにあります。

 

ここで使われている副助詞は、「等」と「程」ですね。

これらをひらがなに書き直してみましょう。

 

 

改善文
冷蔵庫や洗濯機など、家電は大きければ大きいほど高額になる。

 

もう一度原文と比べてみましょう。

読みやすさの違いが、はっきりとわかりますね。

 

このように、副助詞はひらがなで書いたほうが読みやすくなるのです。

もう一例見てみましょう。

 

 

原文
この人達は、北海道から沖縄迄自転車で旅しているようだ。

 

副助詞が漢字で書かれているため、とても読みづらいですね。

この文で使われている副助詞は、「達」「迄」です。

こちらも同様に、ひらがなに書きかえてみましょう。

 

 

改善文
この人たちは、北海道から沖縄まで自転車で旅しているようだ。

 

やはり、副助詞をひらがなで表記したほうが、あきらかに読みやすくなりますね。

 

ひとつ問題点を挙げるとすれば、副助詞といわれてもなかなかピンとこないところです。

しかし、安心してください。

現代において、主に使われている副助詞は限られています。

そのなかでも、漢字表記になりがちなのは、今回ご紹介した4つの副助詞だけです。

 

おさらいしましょう。

 

● 漢字表記しやすい主な副助詞

「など」「ほど」「たち」「まで」

 

特に気をつけたいのは、パソコンやスマートフォンの変換機能です。

候補に出てきた言葉の副助詞が漢字表記のままだった場合は、踏みとどまらなければなりません。

そのまま決定してしまうと、原文のような読みづらい文章になります。

 

意識すべきは、たった4つの副助詞です。

これらをひらがな表記にすることで、文章を読みやすくしましょう。

 

Posted by 赤鬼