ひとつの見出しに書く文字数

2017年6月16日

 

ひとつの見出しは、どのくらい文字数で書くのが適正でしょうか。

長すぎても、短すぎても、文章の体裁は整いません。

目安となる文字数があれば、ぜひ知りたいですよね。

 

 

ひとつの見出しに書く文字数は、400字程度を目安にしましょう。

主な理由は、三つあります。

 

 

一つ目は、まとまった考えをかける文字数であること。

400字は、原稿用紙で考えれば1枚分ですね。

1行40字で設定したワープロソフトであれば、10行程度の文章になります。

400字程度であれば、複雑な構成をせずに、まとまった考えを書けます。

 

 

 

二つ目は、400字が読み手に負担をかけない文字数であること。

日本人が1分間で黙読できる文字数は、平均で400~600字だといわれています。

読み手の時間をどれくらい割くのかを考える

 

ここからわかるように、決して多すぎる文字数ではないのです。

 

また、見出しが切り替わるタイミングで、読み手の視点が変わります。

少ない文字数でリフレッシュを繰り返すことで、次へ次へと読まれる文章になるのです。

 

 

三つ目は、楽に構成ができること。

ひとつの見出しには、400字の内容。

このように、自分のなかに一定の基準値をもっていれば、文章を構成しやすくなります。

 

たとえばこの基準にそって、2000文字の文書を作成するとします。

「だいたい見出しは5つだな」と、すぐに全体像をイメージできるのです。

そうすると、ポイントを絞った材料集めができるので、構成が楽になるのです。

 

 

 

もちろん、これらは読み手にも還元されます。

文字数のばらつきが少なく、無駄が省かれて、まとまった構成になるからです。

つまり、結果として読みやすい文章になるということですね。

 

これまで、文字数を意識しないまま書いていた人も多いでしょう。

複数の見出しを設ける文章を書くときには、ぜひ今回の内容を参考にしてください。

 

 

 

Posted by 赤鬼