ひとつの見出しに書く文字数
ひとつの見出しは、どのくらい文字数で書くのが適正でしょうか。
長すぎても、短すぎても、文章の体裁は整いません。
目安となる文字数があれば、ぜひ知りたいですよね。
ひとつの見出しに書く文字数は、400字程度を目安にしましょう。
主な理由は、三つあります。
一つ目は、まとまった考えをかける文字数であること。
400字は、原稿用紙で考えれば1枚分ですね。
1行40字で設定したワープロソフトであれば、10行程度の文章になります。
400字程度であれば、複雑な構成をせずに、まとまった考えを書けます。
二つ目は、400字が読み手に負担をかけない文字数であること。
日本人が1分間で黙読できる文字数は、平均で400~600字だといわれています。
ここからわかるように、決して多すぎる文字数ではないのです。
また、見出しが切り替わるタイミングで、読み手の視点が変わります。
少ない文字数でリフレッシュを繰り返すことで、次へ次へと読まれる文章になるのです。
三つ目は、楽に構成ができること。
ひとつの見出しには、400字の内容。
このように、自分のなかに一定の基準値をもっていれば、文章を構成しやすくなります。
たとえばこの基準にそって、2000文字の文書を作成するとします。
「だいたい見出しは5つだな」と、すぐに全体像をイメージできるのです。
そうすると、ポイントを絞った材料集めができるので、構成が楽になるのです。
もちろん、これらは読み手にも還元されます。
文字数のばらつきが少なく、無駄が省かれて、まとまった構成になるからです。
つまり、結果として読みやすい文章になるということですね。
これまで、文字数を意識しないまま書いていた人も多いでしょう。
複数の見出しを設ける文章を書くときには、ぜひ今回の内容を参考にしてください。
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