「複数の同列」を説明する構成
「自動車の運転」について説明するとします。
基本となるのは、アクセルとブレーキ、ハンドルの操作ですね。
どれかひとつでも欠ければ、自動車の運転はできません。
つまり「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」は、同列に説明するべき事柄です。
このとき、文章はどのように構成すれば良いのでしょうか。
例文
自動車の運転は、三つの基本操作から成り立っています。
一つ目は、アクセルの操作です。
~
二つ目は、ブレーキの操作です
~
三つ目は、ハンドルの操作です。
~
「三つの基本操作から成り立っています。」と、最初の段階で前置きします。
こうすることで、読み手はゴールを見据えることができるのです。
いざ本題に入ったなら、現在地を提示する必要があります。
「一つ目は~」「二つ目は~」「三つ目は~」と、文頭に接続詞を使いましょう。
段落が切り替わったときに、読み手は「今どの部分を読んでいるのか」「あとどのくらいかかるのか」を把握することができます。
複数の同列を説明するにあたって、最も文章をまとめやすいのは箇条書きです。
自動車の運転についても、箇条書きにした方がわかりやすく構成できるでしょう。
しかし、文章のフォーマットによっては、箇条書きにできない場合もあります
そこで、箇条書きとほぼ同じ効果を得られる、今回のような構成が活躍します。
「箇条書きにできない文章で、複数の同列を説明しなければいけない」
このような場合には、文章表現を工夫しながら全体を構成しましょう。
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