予防線は貼らない

文章は、常に読み手のことを考えなくてはいけません。

しかし読み手の反応を予測し、それを深読みしすぎると、余計な断りを入れたくなります。

● 伝えるべき内容

「××は、○○です。」

● 予測する読み手の反応

「△△もあるじゃん!」

「△△っていう見方は無視?」

「△△だったらどうするの?」

● 予防線を張った結果
「△△かもしれませんが、○○でしょう。」

「△△という見方もありますが、○○が一般的です。」

「△△な意見があるのも事実ですが、○○と考えて差し支えないです。」

このような、自分を守るための予防線は、不要な婉曲表現です。

読み手に批判的な感想を抱かれ、内容の質が低いと思われるのを恐れています。

それを避けるように、他の可能性についても考慮している素振りを見せたくなります。

しかし、読み手はそれを見抜いています。

予防線を張るということは、調査や検証の不足による自信のなさ、そしてネガティブな意見を寄せつけない臆病な姿を、読み手に晒していることと同じなのです。

何よりも恐るべきは、伝わらない文章になってしまうことです。

書き手の主張が曖昧になり、内容の信憑性が薄れます。

影響力に乏しく、もう続きは読んでもらえないでしょう。

そのような文章では、人の心を動かすことはできません。

予防線を張るのは、もうやめましょう。

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