文章は、誰にもわかってもらえない
読み手は、あなたの文章に目を通すために時間をかけます。
ときには、お金だって払うでしょう。
内容を理解するためには頭を使いますし、カロリーを消費します。
文章を読むという行為はかんたんなものではなく、さまざまなコストがかかるのです。
書き手の伝えたいという気持ちが先走ってしまうと、くどい説明をしたり、下手な例え話を折りこんだりで、余計に伝わりづらくなります。
「最後まで読めば伝わるはずだ」とタカをくくっていてはいけません。
おもしろい文章を書くためには、いかに読み手の体力を温存するかを考えることが先決です。
そこで、この言葉を肝に銘じましょう。
あなたが書く文章は、誰にもわかってもらえないのです。
この言葉が前提にあれば、書き手は冷静でいられます。
どうすればわかりやすくなるか、どうすれば読みやすくなるか、どうすればおもしろくなるかを考えられます。
論理的な説明や、適切な例えができるようになるのです。
伝えることばかりに集中してはいけません。
常に読み手のことを考えて、感動を与えられるような文章を書きましょう。
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