「追伸」の特徴
追伸を本文の最後に付け足すことで、より気持ちが伝わる文章になります。
いわば、文章のトッピングです。
今回は、追伸がどのような特徴をもっているかについて考えましょう。
追伸には、二つの大きな特徴があります。
一つ目は、目立つこと。
追伸は、文章の読み終わりを飾ります。
使い方によっては、本文の内容よりも頭に残ることもあります。
それでは、15時にお待ちしております。
よろしくお願いします。
追伸:午後から大雨の予報ですので、気をつけてお越しくださいね。
ビジネスシーンでのやりとりは、どうしても事務的な文章が続いてしまいます。
そこで、追伸を使いましょう。
本文の内容を殺さずに、相手を気遣う一言を盛り込むことができます。
追伸は、ひときわ目立つ存在です。
相手との信頼関係を築く一言をそこに書けば、読み手のなかで「自分を気にかけてくれている」という印象が強く残ります。
読み手の心をつかむには、追伸を上手く使えば良いのです。
二つ目は、他の要素を取り入れられること。
「追伸」に書く内容が、必ずしも本文と関連している必要はないのです。
しばらくお会いできていませんが、いつも気にかけています。
こちらに用事がある際は、ぜひご連絡ください。
追伸:庭先の朝顔がきれいに咲きましたので、写真をお送りしますね。
一見、突拍子もない内容を最後に盛り込んでいるように思えます。
しかし、文章として破綻しているわけではありません。
これも、追伸がもつ特徴なのです。
プライベートな手紙やメールのやりとりは、内容の自由度は高くなります。
ただし、あれもこれもと詰め込んでしまえば、読み手に負担をかけてしまいます。
例文では、本文とは関係のない「庭先の朝顔」について書くことで、写真を添付し、読み手にプレゼントしました。
その写真によって、読み手を視覚的に楽しませることができるのです。
有効な使い方のひとつですね。
コミュニケーションをとるときには、「一言」が重要になります。
気の利いた一言は、相手を喜ばせます。
それをわかりやすく表現できるのが、追伸なのです。
使い方に正解はありませんが、読み手を思う気持ちが必要なのは確かです。
追伸には、読み手が喜ぶような一言を書きましょう。
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