「音が省略された言葉」の影響を知る

私たちは、普段の会話で音が省略された言葉を多く使っています。

これらは、文章に大きな影響を与えます。

どのような影響なのかを把握して、使いこなせるようになりましょう。

音が省略された言葉を使った例文

甘いものが好きなんで、食後のデザートを抜くことなんて絶対に考えられません。

こんな食生活なのに、なんでかわかないですが、肥満体質じゃないんです。

そのせいか、いつも食べすぎちゃうんです。

「気をつけなきゃいけない」とは思っているですが、なかなかやめられません。

音が省略された言葉を、青字で示しました。

実は、これらすべて話し言葉に分類されます。

書き言葉に直してみましょう。

書き言葉を使った例文

甘いものが好きなので、食後のデザートを抜くことなど絶対に考えられません。

このような食生活なのに、なぜかわからないですが、肥満体質ではないのです。

そのせいか、いつも食べすぎてしまうのです。

「気をつけなければいけない」とは思っているですが、なかなかやめられません。

文章として文字を連ねているのですから、本来であれば書き言葉を使って書くことが望ましいです。

しかし、一度声に出して読んでみましょう。

たとえばこれが個人ブログの投稿だとすると、堅すぎる印象を受けます。

言葉を省略していた前の例文と比べると、読み手との距離が離れているように感じます。

書き言葉を使ったからといって、必ずしも読みやすくなるわけではないのです。

試しに、両方を混ぜて文章を作成してみます。

例文

甘いものが好きなので、食後のデザートを抜くことなんて絶対に考えられません。

こんな食生活なのに、なぜかわからないですが、肥満体質ではないのです。

そのせいか、いつも食べすぎてしまうのです。

「気をつけなきゃいけない」とは思っているですが、なかなかやめられません。

個人ブログの投稿だとすれば、このくらいの筆致がちょうど良いのではないでしょうか。

書き手の裁量や好みによることですが、これでもまだ堅いかもしれません。

いずれにしても、親近感のわく文章になったことは事実です。

このように、話し言葉を適度に使えば文章の敷居を下げることができます。

読み手との距離を縮めたときには、有効な手段です。

もちろん、しっかりとした文体で書くべき文書は、徹底して書き言葉を使わなければなりません。

一方で、ある程度自由に書ける文書の場合は、多少の遊びが許されます。

音が省略された言葉を使えば、文章の印象がやわらかくなり、読み手との距離を縮めることができます。

媒体やテーマによって判断して、必要があれば適度に盛り込んでみましょう。

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