文章の機能

今回は、文章がどのような機能をもっているかについて考えていきます。

書き手として日頃から文章に触れていると、ついつい見失いそうになる部分です。

この機会に、文章の機能について見つめ直しましょう。

回りくどいことはナシにして、先に結論を明示しておきます。

「情報を伝えること」

これこそが何千年も前から続いている、文章の機能です。

考えてみれば当たり前のことですね。

なんらかの情報を伝える意図があるからこそ、文字を連ねて示すのです。

文章を書くことは、情報を伝える機能をもった手段なのです。

この意義が重要であることに間違いはありません。

しかし、シンプルであるが故に、突き詰めるとキリがないのです。

本質を追求したところで、文章がうまくなるとは言い切れないのです。

本当の意味で考えなければならないポイントは、この機能をどのように活かすかです。

文章を書くのは、書き手本人です。

情報を伝える機能が文章に搭載されるかどうかは、書き手次第なのです。

(これもまた、考えてみれば当たり前のことですね。)

さて、これを受けて、書き手はどのようなことに取り組めばいいのでしょうか。

情報が伝わる機能を搭載するには、いくつかの条件があります。

もっとも基本的な条件は、次の3つです。

① 目的を定める

読み手にどのように作用させたいのかを明確にすることが先決です。

その文章を読むことで、どのような行動をとってほしいのか、どう感じてほしいのかを定めます。

② 正しく伝える

文法的な正しさはもちろん、情報が正確であることも重要です。

書き手として「伝えたいことを表現できているか」というところも求められます。

③ わかるように伝える

日本語での読み書きしか習得していないのに、フランス語で書かれた文章を理解できるわけありません。

いくら素晴らしい内容だったとしても、読み手にわかるように書かなければ意味がないのです。

解釈を見誤ってしまうことを恐れずに書きますが、これら3つの条件が絶対に必要というわけではありません。

幼児が書いた手紙がパパとママの心を動かすように、どれか欠けていたとしても文章は成立します。

ただ、3つの条件を満たすことでより多くの人に正確な情報を伝える機能が備わることに間違いはありません。

話は変わりますが、見てわかるとおり、ここではざっくりとした解説しかしていません。

しかしながら、これら3つの条件は、このサイトでいうところの「心・技・体」の内容に対応しています。

書き手の高みを目指すのであれば、これらをバランス良く習得するべきなのです。

そろそろまとめに入りましょう。

文章の機能について、「なにを今さら当たり前のことを」と思っている人もいるかもしれません。

あるいは、今まで意識したことがなかった人もいるでしょう。

冒頭の繰りかえしになりますが、今回の内容は、わかっている人でもついつい見失いそうになる部分です。

文章に触れる機会が多い人であれば、たまに見つめ直す機会を作ることも大事ですね。

かくいう私も、原点に立ち返る気分でこの記事を書いています。

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