文章に抑揚をつける工夫

 

今回は、平坦で素っ気ない文章に抑揚をつける工夫についてご紹介します。

まずは例文を見てみましょう。

 

 

原文

2017年、A塾での国公立大学進学者数は134名だった。

同年、B塾での国公立大学進学者数は15名だった。

 

おもしろみを感じさせない文章ですね。

報告書の類であれば許されるのかもしれませんが、書いていてあまり気持ちの良いものではありません。

 

抑揚を感じさせるように書き直してみましょう。

 

 

改善文

2017年、A塾では、134名もの受講者が国公立大学に進学した。

同年、B塾の国公立大学進学者数は、わずか15名とどまった。 

 

随分と、印象が変わったのではないでしょうか。

 

 

文章を平坦化させないポイントは3つあります。

 

まずは、強弱を意識すること。

改善文では、「134名もの」と「わずか15名」としました。

このように表現するだけでも、数字の高低差を演出することができます。

 

次に、語句の順序を考慮すること。

「国公立大学進学者数は134名」では、数字が後ろに隠れてしまいます。

「134名もの受講者」と数字を前にもってきて、それがいかに優れているかを強調しました。

 

最後に、フレーズの繰り返しを避けること。

原文では「だった」で繰り返されていた文末を、「進学した」と「とどまった」に分けました。

読み手を飽きさせないための、基本的なテクニックですね。

 

 

書き手として、つまらないと感じさせるような文章を書くことは避けたいものです。

今回ご紹介したように、少しの工夫を加えるだけでも読み手に与える印象は変わってきます。

ぜひ、執筆の参考にしてください。

 

 

■ 参考

 

 

 

Posted by 赤鬼