執筆を駆動させるもの【それぞれの必須アイテム】
書き手は、紙とペンさえあればいつでもどこでも執筆できます。
もちろんノートパソコンやタブレットを使うのも良いでしょう。
ただしこれは一般論として考えた理屈であって、それぞれの執筆環境では事情が変わってきます。
書き手によっては、個別の必須アイテムを必要とする場合があるのです。
執筆を駆動させる
書き手なりに「こだわり」や「ルーティン」は珍しいことではありません。
例
● 「甘いもの」を食べないと文章を書けない
● 「コーヒー」を飲まなければ筆が進まない
● 「タバコ」がなければ机に向かう気がおきない
● 「お香」を焚かなければ気持ちが切り替わらない
● 「お決まりの服」に着替えなければ落ち着かない
いわば、なにかに依存することによって執筆を駆動させる状態ですね。
もちろんどのような状況でも「執筆モード」になれる書き手は存在するでしょう。
しかし「執筆」が大変な作業であることは間違いありません。
だからこそ特定のアイテムに頼ることで、執筆に対する心理的な負担を軽減できます。
書く前の「準備」や、途中の「気分転換」、書いた後の「切り替え」なども含め、執筆を駆動させるアイテムは積極的に活用すべきです。
アイテムを見直すことも必要
かつて、私にとっての必須アイテムはタバコでした。
上の記事にも書いていますが、禁煙に成功した今では一本も吸っていません。
実際、手元にタバコがなくても執筆はできています。
あれだけ必須と思っていたのにもかかわらず、むしろ喫煙者であったころよりも効率良く執筆できている気がするのです。
個人的な実感としては「タバコありきの執筆は勘違いだった」という気持ちでいます。
それぞれの執筆環境やスタイルを否定するつもりはありません。
しかし「執筆を駆動させること」を目的として考えれば、特定のアイテムに固執する必要はないのです。
思うように執筆できないと感じたときには、アイテムを見直してみることも大事です。
自分のモチベーションや、そこからもたらされる作業効率を考えながら、常に最適化していきましょう。
法に違反してはならない
なかには「法に抵触するもの」によって、執筆が支えられている書き手もいます。
とくに文学の世界に見られる傾向ですが、ここでは明記しないのでどうか察してください。
表現の世界では、「法に抵触するもの」に対する文化的な接点をもっている場合があります。
芸術や音楽などは該当するでしょうし、文学もまたそれを否定できません。
あえて書くことではないかもしれませんが、『ダメ。絶対。』です。
法治国家である日本で暮らしている以上、やはり法を逸脱することは許されません。
歴史的な観点から考えるのであれば議論の余地はありますが、現代に生きる書き手は「強制的に刺激された感性」の無意味さを自覚すべきです。
法を無視しなければ書き手でいられないのであれば、とても恐縮ですが「物書きに向いていない」といわざるを得ません。
執筆を駆動させるアイテムは健全であるべきです。
文章として書く内容は書き手自身から搾り出されるべきで、そのサポートをするためにアイテムが存在するはずです。
法を逸脱してまで、頼る意味はありません。
決められたルールのなかで、自分のクリエイティビティを最大限に発揮していきましょう。
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