【書く仕事】PCがなくても成立するパターン【手書き】【スマホ】

 

書き手側の作業効率を考えれば、PCはあったほうがいい。

読み手としても、手書きの文字より、綺麗に印字された文章のほうがいい。

もはや当たり前のことではありますが、「書く仕事」にはPCがなくても成立する場合があります。

今回は、PCがなくても書く仕事が成立するパターンについてご紹介します。

 

 

小説家

誰もが想像する文章のプロといえば、小説家です。

小説家のように“テキスト主体”の仕事であれば、PCがなくてもなんとかなるのです。

良し悪しは別にして、出版業界は「慣習」に重きをおく傾向があります。

そのためか、かつて主流だった「手書きの原稿」を取り扱う体制が残っているようです。

 

新人文学賞の募集要項では、「原稿用紙」での応募を受け付けているところがあります。

書き手としてはPCがあったほうが執筆しやすいでしょうし、読み手としても印刷された文字のほうが読みやすいに決まっています。

だからなのか、小さな新人賞では廃止されたり、そもそもWEB応募に絞られていたりもします。

が、大手出版社が主催する賞ではいまだに原稿用紙での応募が可能です。

 

つまり、PCをもっていなくても、手書きの原稿を郵送すればデビューできる可能性があるわけです。

現役の作家さんでも、あえて「紙とペン」での執筆にこだわっている人もいるくらいです。

先方に多少なりとも負担はかかるでしょうけれども、PCは必須でないのです。

 

 

ライター

小説家の例はさすがに極端すぎると思われるかもしれません。

次は「ライター」を例に出しましょう。

ライターは小説家に比肩する代表的な「書く仕事」ですが、これもまたPCがなくても成立します。

いくつかの条件はつくものの、執筆からテキスト送付までの作業であれば、PCに頼ることなく完結させることができます。

 

赤鬼が雑誌で書いたときの原稿は、ほとんどのテキストをスマートフォンで作成しました。

最終的にはメッセンジャーアプリで先方に送ったので、今となってはスマートフォンだけで完結できる仕事だったと思っています。

もちろん、インターネット環境は必要です。

しかし裏を返せば、「インターネットに接続できる端末」さえあれば、仕事としては成立するわけです。

 

ちなみに、請求書類のやりとりがなくても報酬はもらえました。

請求書を作成するとなればPCに頼りたいところですが、そもそも事務作業をすることなく仕事が完結する場合が多いので、やはりスマートフォンで十分でした。

これは出版業界にありがちなことで、事前に振込先を伝えていれば、請求書を出さなくてもお金はしっかり振り込まれます。

ただし、すべての出版社にいえるわけではありません。

しれーっと逃げられる場合もあるので、注意しましょう。

 

 

WEBライター/ブロガー

前項では、赤鬼の実体験をもとに、ライターとして雑誌で書いた話をご紹介しました。

これが仮にWEB系のメディアだったとしても、同様のことがいえます。

つまり「WEBライター」として案件をこなすにしても、場合によってはPCがなくてもなんとかなるわけです。

作業効率を無視すれば、WEB系の仕事も「スマートフォン+インターネット環境」で成立するといえます。

 

私が使っているような古いPCに比べると、最新のスマートフォンのほうがよほど高性能です。

PC版のブラウジングができたり、かつてはPCでしか使えなかったソフトがアプリ化されていたりと、今や「PCにしかできないこと」を探すほうが難しいくらいです。

外付けのBlueToothキーボードを駆使すれば、テキスト入力の問題も解決できますし、人によってはフリック入力のほうが速い場合もあるでしょう。

 

とくにブログでは、画像データを扱うことが多いので、その点でもスマートフォンは有利です。

安物ミラーレスよりもキレイな写真を手軽に撮影しつつ、そのままブログ記事に掲載し、SNSに連携できると考えれば、わざわざPCを介することが億劫になってもおかしくない。

スマートフォンだけで活動するブロガーがいても不思議ではありません。

 

 

意欲を削いでほしくない

そもそも、なぜいまさら「PCの有無」をテーマにしたのか。

理由は、PCをもっていない人が意外にも多いからです。

 

会社では毎日使うにしても、自宅でPCを起動することはほとんどないというパターンは十分に考えられます。

高性能なスマートフォンが普及した今となっては、日常でPCが必要になる局面のほうがむしろレアケースといえるでしょう。

実際のところ「PCをもっていない人の生活」に対する印象として、利便性の欠如は感じないはずです。

そう考えると、PCは生活必需品といえないのです。

 

赤鬼のまわりでも、PCを使っていない/もっていない人は多数います。

同じような人たちが書く仕事に興味をもったとき、PCがないからといって意欲を削いでほしくないのです。

なんらかの事情によってPCをもっていなくても、ご紹介したとおり、書く仕事はできます。

PCがあったほうがいいことはたしかですが、そうでなければ、まずは手持ちの武器で戦ってみましょう。