結論を導き出すときの注意

 

結論を導き出すときには、注意しなければならないことがあります。

それは、同じ内容を繰り返さないようにすること。

 

まずは例文を見ながら考えていきましょう。

ここでは、三つの接続詞、「結局」「要するに」「つまり」を使います。

 

 

 

「結局」を使ったパターン

A. 彼女に告白したけれど、ふられてしまった。結局、付き合えなかったのだ。

B. 彼女に告白したけれど、ふられてしまった。結局、ぼくに魅力がなかったのだ。

 

 

 

「要するに」を使ったパターン

A. 打ち合わせに間に合わなかった。要するに、遅刻してしまったのだ。

B. 打ち合わせに間に合わなかった。要するに、信用を失ったのだ。

 

 

「つまり」を使ったパターン

A. たばこは、百害あって一利なし。つまり、体に悪いなのだ。

B. たばこは、百害あって一利なし。つまり、お金の無駄なのだ

 

Aの文章は、一見すると何の問題もないように思えます。

しかしBの文章では、書き手が結論として伝えたいことが明確になっています。

どの接続詞でも、同様ですね。

 

 

同じ内容を繰り返してしまうと、反復や言い換えにしかなりません。

無駄が増えてしまうので、文章が長くなり、まとまりづらくなってしまいます。

なにより、結論として言い切ったときの伝える力が弱くなるのです。

 

せっかく結論を導き出すなら、核心をつく一言を書きましょう。

これを意識するだけで、より伝わる文章になります。

 

Posted by 赤鬼