音が重ならないようにする
音が重なっている文章は、読んだときに引っかかりを感じます。
この引っかかりは、スムーズな理解を妨げてしまう要因となります。
まずは例文を見てみましょう。
原文
● 現地に行ったと言った。
● 私用車を使用したい。
● 中に入ってみてから見てみよう。
声に出して読んでみると、わかりやすいですね。
どちらの文章も、同じ音が近くにあります。
このような文章は、読み手に違和感を与えます。
一瞬でもそこに気を取られてしまえば、本来伝えるべき意味がぼやけてしまうのです。
音の重なりに気づいたら、解消しなければなりません。
重なっている部分を書きかえてみましょう。
改善文
● 現地に行ったと言った。 → 現地に向かったと言った。
● 私用車を使用したい。 → 私用車を使いたい。
● 入ってみてから見てみよう。 → 入ってから見てみよう。
こちらも声に出しながら読んでみると、違和感がなくなったことに気づくはずです。
何より重要なのは、原文に比べると意味がわかりやすくなっていることです。
読み手がスムーズに理解できなくなる要素は、取り除かなければいけません。
音の重なりも、その要素のひとつです。
書き終わった文章は、声に出して読んでみましょう。
音の重なりに気づいたら、今回のように言い回しや表現を変えるのです。
このひと手間が、文章をわかりやすくするのです。
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