「飲める文庫」とは? NECとやなか珈琲が共同開発

 

 

NECとコーヒー豆専門店のやなか珈琲は、ブレンドコーヒー「飲める文庫」を共同開発しました。

ラインナップは以下の6種類です。

 

 

「吾輩は猫である」夏目漱石

「人間失格」太宰治

「若菜集」島崎藤村

「こころ」夏目漱石

「舞姫」森鴎外

「三四郎」夏目漱石

 

名だたる名作と文豪たちがそろい踏みしています。

しかしながら、あくまでこれらはブレンドコーヒーの商品名です。

一体、どういうことなのでしょうか。

 

 

かんたんに説明すると、AIを使って各作品の読後感を味覚に変換したとのこと。

たとえば、下記のような指標をもってコーヒーのブレンドに反映したのです。

 

● 悲しい結末だった。 ⇒ 苦味

● 青春時代の懐かしさを感じた。⇒ 甘味

 

開発にあたって、1万件以上におよぶ膨大な量の作品レビューを集計して行われたそうです。

 

気になる購入方法ですが、取り扱いのある実店舗での購入のほか、通販も可能とのこと。

ただし、販売は10月27日~11月30日の期間限定で、無くなり次第販売を終了するようです。

詳しく知りたい人は、公式サイトで確認しましょう。

 

 

AIと文章との結びつきは、確実に強くなってきています。

身近なところでは、AIによる多言語翻訳です。

年を増すごとに、その精度は向上していますね。

 

それどころか近年では、クリエイティブな領域にまで踏みこんでいるのも有名な話です。

技術の進歩は著しく、AIが小説を書くところまで発展しているようです。

AIの発展により、私たち書き手としての在り方が問われる段階にまで至っているのです。

 

しかし、同じAIによるものでも、「飲める文庫」は素直に楽しめるプロジェクトです。

好きな作品と合わせて、読みながら、飲みながら、素敵な時間を満喫できるはずです。

興味がある人は、試してみてはいかがでしょうか。

 

 

コラム

Posted by 赤鬼