【文章で勝負】戦える武器を見つける【得意分野】【ジャンル】

2019年8月3日

 

SNSなどで、ライターとして活動している書き手のアカウントをみてみましょう。

プロフィール欄には、「経歴」や「得意ジャンル」を記載していることがありますね。

そこに書かれた内容は「書き手の武器」になっているといえます。

 

 

「武器」とは

わかりやすいのは「経験から得たもの」でしょう。

 

● 医療に関する知識がある → 医療系の記事を書ける

● ヒンドゥー語を話せる → 言語や文化について書ける

● ある分野のプロになった → 過程や現状について書ける

 

経験をベースに紡がれた文章は、読み手に大きな納得感をもたらします。

 

趣味や特技など、「好きなもの」で勝負するのも良いですね。

たとえばサブカル系の趣味であれば、「公式に認められるプロ」が存在しない場合が多いです。

研究するような心持ちで文章を書いていけば、いつしか専門家のような立場になっていることもあります。

 

もちろん、「何もない」だって立派な武器になります。

● 借金まみれのジリ貧生活から、年収1000万円になった話

このような話があれば、おもしろいですよね。

「何もない人」には、何もないところから何かを成し遂げるプロセスがあるのです。

 

 

需要を見据える

仕事として書くわけですから、「需要を見据える」ことが重要になります。

執筆を依頼する側からすれば、書いてほしい内容を「精度良く書いてくれる人」に仕事を頼みたいはずですね。

 

たとえば私「赤鬼」は、英語が得意です。

しかし、ネイティブスピーカーではありません。

帰国子女やバイリンガルも珍しくないこのご時世で、「英語が得意」程度で需要は見込めないでしょう。

英語系のライティング案件があっても、「”英語が話せる”と胸を張って言える人」に執筆を依頼するはずです。

 

需要を見据えることは、自分の能力を見極めることでもあります。

自分がもっているものを卑下する必要はありませんが、過信することもないようにしましょう。

 

 

「これだったら戦える!」を見つける

どのような分野であっても、「上には上がいる」のが世の常です。

「これだったら負けない!」が理想ですが、これはなかなか難しいはずです。

したがって、「これだったら戦える!」を探してみましょう。

 

前項の例でいえば、私は英語が得意ですがネイティブスピーカーではありません。

英語だけで勝負するのは、無理があるでしょう。

しかし、もしも私が「英語のネイティブじゃないのに海外に住んでいる」としたら、少しだけ興味が湧きますよね。

その詳細について、「知りたい」と思ってくれる人がいるはずです。

 

ひとつの要素では戦えなくても、組み合わせたり、かけ合わせたりすることで、戦えるようになります。

もちろんその内容を、おもしろく、わかりやすく、読みやすく書くことも重要ですね。

そうすることで、読み手は増えていくでしょう。

 

もしも文章を書く作業を仕事にするなら、武器があるかないかで、その活動は大きく変わってきます。

「これだったら戦える!」を見つけ出して、読み手のためになるような文章を書きましょう。