【文章を書く】副業から始めるか、思い切って独立するか【仕事・職業】
「物書きとして独立すべきかどうか」に悩んでいる人は、少なからずいるはずです。
この記事では、「私個人」の経験をもとにひとつの方針を示します。
今後の身の振り方に迷っている書き手は、ぜひ参考にしてください。
赤鬼の場合
私の場合、ほとんど何も準備せずに独立しました。
厳密にいえば、会社員のころから文章を書き始めていて、一応はマネタイズに成功していました。
とはいえ初めての報酬はたったの「300円」です。
どういうわけか私は、そこで”手ごたえ”を感じてしまいました。
そしてコネもツテもないまま、物書きの世界に飛び込んでいったのです。
今考えると、無謀としかいいようがありませんね。
実際、独立してからしばらくの間はものすごく辛かったです。
月の売上げが2000円程度しかなかったこともあります。
頑張って書きまくった月でも、15000円しか稼げなかったこともあります。
勢いよく見切り発車したはいいものの、事業としてはまったく成立していませんでした。
貯金を切り崩しながら努力を重ねて、数年たってようやく「なんとか食っていけるレベル」になったのです。
書く仕事は副業から始めるべき！
数ある職業のなかでも、「書く仕事」は副業に適しています。
時間や場所に縛られることなく仕事ができますし、名前や顔を伏せながらでも活動できます。
まずは「副業」として始めて、地道に実績を積むことをおすすめします。
「今の職場がイヤだから」とか「本気でやりたいのに時間がとれない」とか、独立に対する気持ちはさまざまでしょう。
ただし、少し厳しいかもしれませんが、そのほとんどは単なる「言い訳」でしかないはずです。
実際に独立したあとでも、イヤなことはたくさんありますし、時間が足りないと思うことも多々あります。
現在の境遇で自分自身を変えられないのなら、おそらく独立しても変わらないでしょう。
それでも独立したいのなら
もちろん私には、あなたを引き止める権利がありません。
かつての私がそうだったように、「退路を断つやり方」を否定することもできません。
ただし「書くこと」を「事業」として考えれば、思い立ったままに独立するメリットはないに等しいです。
そもそも個人事業主になったところで、仕事がじゃんじゃん舞い込んでくることもなければ、その信用度があがることもありません。
私のように惨めなビンボー生活を送らないように、計画的にスタートすべきです。
クドいようですが、仕事として書くのはとても大変なことで、まとまったお金をもらうことはもっと大変です。
「文章を書く」という行為だけでも大変なのに、それを仕事にするのですから、楽なわけがないのです。
この「険しさ」や「辛さ」を本当の意味で覚悟できていれば、どんな困難でも乗り越えられるでしょう。
見切り発車で独立することはおすすめしませんが、それでも自分の熱量を抑えられないのであれば、私はあなたを全力で応援します。