【読書アイテム】無印良品 文庫本カバー【デニム生地のブックカバー】
無印良品にて良さげなアイテムを見つけたので買ってきました。
デニム生地の文庫本カバーです。
執筆アイテムというより、読書アイテムですね。
ただし、「読み手を経ていない書き手」など存在しません。
読むことは書くことと同じくらい大切ですから、きっとあなたの手元にもなにかしらの文庫本はあるでしょう。
実際に使用した感想を踏まえてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
仕様
まずは商品の仕様をざっくりみていきましょう。
見た目にもわかるとおり、表面はデニム生地です。
デニムというと、なんとなくゴワゴワと硬いイメージをもたれるかもしれません。
実際に手にとってみるとわかりますが、とてもやわらかく仕上がっています。
もちろん生地はデニムですから、表面はざらついていて、伸縮性もありません。
けれども、やわらかいデニムの質感は心地よく、特有のざらつきはかえって手に馴染みやすいと感じました。
裏側も見てみましょう。
折り返しやベルト以外は、ナイロン製でした。
裏地といえど切りっぱなしのデニムではなく、きちんと縫製されています。
どんな生地がベストなのかはわかりませんが、ナイロンの目が細かくやわらかいので、本に傷がつく心配はなさそうです。
ひょっとしたら若干の撥水効果が期待できるかもしれませんね。
全体のサイズはおよそ16.3cm×29.5cmです。
端の角がカットされているので、ざっくりとしたサイズ表記です。
自分でブックカバーを作る人にとって、多少なりとも参考になるだろうとを信じて記載しました。
実際に使ってみたところ、大きすぎることも、小さすぎることもありませんでした。
文庫本の規格にあわせて作られているので当然なのかもしれませんが、ジャストなサイズ感です。
使い方
実際にカバーをつけるときの様子をご紹介します。
今回キャストとして選んだ作品は、『星の王子さま(新潮文庫)』です。
超有名な作品です。
物書きでなくとも、きっと多くの人が知っているでしょう。
まずは、本とブックカバーの”向き”について書いておきます。
カバーをするときは、下の画像にあるような位置関係になります。
要するに、ベルトがあるほうを本の裏表紙に向けるわけです。
横書きの作品であれば、位置関係が逆転することになりますね。
ここからはかんたんです。
最初に、表紙側をカバーの内側にはさみます。
本に負担をかけない程度に、きっちり奥まで差しこみましょう。
裏表紙はベルトの下側をくぐらせます。
あまったブックカバーの耳部分を折り返し、これもベルトの下にくぐらせます。
これでもう完成です。
なにも難しいことはありません。
これで、大切な本を保護することができます。
ベルト部分は”裏”表紙側がおすすめ
なぜかんたんなことをわざわざ説明したのかというと、私と違った使い方をする人もいるからです。
実はこの記事を書く前、同じ商品が紹介されている記事やYoutube動画などを探し、さらっと目を通しました。
すると、ユーザーによっては「ベルト部分を表紙側」にして使っていることが判明しました。
結局のところ、カバーをつけるときにやるべき作業や、そこから期待できる効果に違いはありません。
個人の判断にゆだねられる部分ですし、使いやすいように使うべきでしょう。
しかし私としては「ベルト部分を”裏”表紙側に」していますし、みなさんにもこの向きで使うことをおすすめします。
なぜなら、本の表紙に負担をかけたくないからです。
表紙側にベルトをもってくると、カバーをつけるときに表紙をぐいぐいと曲げなければなりません。
もしも折り目がついてしまうとしたら、あなたはどちらを守りたいと思うでしょうか。
私は表紙側を守ることに決めました。
最悪の場合を考え、その予防策として裏表紙に頑張ってもらうわけです。
まさに苦渋の決断です。
とはいえ現状、裏表紙にダメージは見受けられません。
このブックカバーを使用するにあたって、あまり神経質にならなくてもよさそうですね。
長編で挑戦
ブックカバーを使うときは、おそらく「外出先に本をもっていくこと」を前提にしているはずです。
そうなると、長編作品が選択肢に入ってくることは十分に考えられます。
このブックカバーが長編の厚さに耐えられるかどうかについても、しっかり検証しなければなりません。
キャストに選んだのは、『教団X』(集英社文庫)です。
中村文則さんの大ヒット作ですね。
このブログ記事を書いている今、目についた文庫本のなかでもっとも分厚い作品でした。
ページ数が600を超えるものなので、かなりのボリュームといえます。
表紙側は不要なテンションがかからないので、とくに問題ありません。
裏表紙に関しては、ベルトを通すときにほんの少しきつい印象を受けました。
さすがに、短編や中編とまったく同じようにはいかないようです。
しかし、無理を感じさせるような張りが生じることはありませんでした。
画像にあるとおり、問題なくカバーをかけることができます。
折り返し部分も常識的な範囲でおさまっています。
通常の読書をするぶんにはなんら差し支えないでしょう。
むしろデニム特有のざらつきがほどよくグリップしてくれるので、長編で使用した場合はさらに読みやすくなると思いました。
経年劣化も楽しみ
本は紙で作られています。
摩擦や衝撃による「傷」や「破れ」に弱いことはもちろん、「におい」や「日焼け」などの劣化とも隣り合わせです。
だからこそブックカバーが必要なのですが、今回ご紹介した商品はとくに気に入りました。
見た目もカジュアルですし、手にもったときの感触も良好です。
何週間か使用していますが、これといった不満はありません。
このブックカバーを使いこんでいけば、ジーンズさながらの経年劣化も楽しめるのではないかと楽しみにしています。
何冊もの本を読んだ証としてカバーの見た目が変化していくとしたら、ロマンを感じざるを得ません。
本の劣化を防ぎながらも、カバーの劣化を楽しむことができる。
これもまたデニム生地で作られたブックカバーの利点であり、大きな魅力のひとつです。
無印良品の店舗はどこにでもありますから、一度でいいから手にとってみてほしいですね。
感染症が心配だという方は、公式サイトで通販を利用する手もあります。
商品自体は600円程度で買えるのですが、通販だと送料がかかってしまうので、ほかの商品と抱き合わせで考えてもいいかもしれません。
ぜひ、検討してみてください。
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