【ブログ運営】すべてはレビュー記事になる【書き手ならではの視点】

 

ブログ記事には、根底に共通していることがあります。

ジャンルの違いは関係ありません。

ブログと名乗るメディアはすべて備えているであろう、根本的な性質です。

書き手がこれを理解することで、「ブログにどんなことを書くべきか」が明確になります。

 

 

書き手の感想が求められる

一般的なブログ記事はすべて「レビュー記事」に分類されるといっても過言ではありません。

たとえば「商品」や「施設」の紹介、「イベント」のレポートについて書くとしましょう。

商品の使い方は取扱説明書に書かれているでしょうし、施設の概要なら公式ホームページ、イベントの内容であれば主催者が作ったチラシを見ればいい。

これらの情報を知りたいのであれば、すでに公開されているものを見たほうがわかりやすいでしょうし、きっと読み手はそちらに目を通すでしょう。

 

そうなると、ブログで書くべきことは限られています。

書き手が伝えようとするのは、実際に「手で触れた」「目で見た」「現地に赴いた」感想であるはずですね。

つまり、記事の内容には「書き手の感想」が求められるわけです。

極端にいえば、書き手のレビューがあるからこそブログ記事として成立するのです。

 

 

「書き手ならではの視点」が

物事を表現するときに、「フィルターを通す」という言葉を見聞きすることがあります。

前項に出てきた「書き手の感想」とは、書き手という独自のフィルターを通っていなければ意味がありません。

フィルターを通ったあとに生じるのが「書き手ならではの視点」です。

記事に書き手ならではの視点による独自の解釈がなければ、読み手の心に響きません。

その記事に価値をもたらすという意味でも、これは目指すべきところです。

 

もちろんブログには、「大多数の意見を代弁する」場合や、「マイノリティの主張を伝える」場合があります。

そうなると個人というよりも、一定の集団の思いをまとめて伝えることもあるでしょう。

しかしやはり、ブログ記事を書くのであれば、内容のどこかにオリジナリティをもたらすよう努力すべきです。

「書き手ならではの視点」がないとすれば、その記事はあなた以外の誰かが書いても成立してしまうことになるのですから。

 

 

「説明」にもオリジナリティを

若干難しく感じるのは、HowTo系のブログです。

要するに「なにかを説明する」という性質が強いブログで、ジャンルとしてはこの『文章の鬼』も含まれます。

物事を説明するときに「上手さ」や「わかりやすさ」を意識すると、筆致や文体が似通ってくる傾向にあります。

「上手い説明」や「わかりやすい説明」を実現できるのは素晴らしいことですが、そこにオリジナリティを付加させるとなれば悩んでしまうはずです。

 

しかし、基本的な考え方は変わりません。

説明は「上手さ」や「わかりやすさ」だけでなく、「おもしろさ」を感じることもありますね。

独自の着眼点や斬新な切り口によって物事が説明されたとき、読み手はそれを「おもしろい説明」として受けとめます。

それが成立させるためには、やはり「書き手ならではの視点」が必要不可欠です。

説明文を書くときには、筆致や文体を工夫するだけでなく、着眼点や切り口からオリジナリティを意識してみましょう。

 

 

性質を理解すると書き方がわかる

最初の項で、「ブログの記事はすべてレビュー記事に分類される」と書きました。

公式に発表された広報ページを読めばわかるような情報を、あえてブログに書く必要はありません。

「書き手ならではの視点」をもとに、オリジナリティのある記事を書くことを目指すべきです。

この性質さえ理解していれば、自分のブログ記事になにを書くべきかが絞られてきます。

 

平たくいえば、書き手が考えるべきは「どのようなレビューをするか」です。

自分だからこそ伝えられる内容はどんなものか。

自分にしか伝えられない内容はどこにあるのか。

そこで見つけた内容を基軸に記事を紡いでいけば、きっと魅力的な内容になります。

これを全力で表現していくことで、あなたのブログ記事に価値をもたらすでしょう。