表音文字と表意文字の割合
日本語の書き言葉では、ひがらな、カタカナ、漢字が混在しています。 表音文字と表意文字が入り乱れる、特殊な文章体系なのです。 ひらがなの「か」を読んで、何からの意図が伝わるでしょうか。 表音文字から読 ...
目次なしで通過地点を示す
仮に、到着駅をアナウンスしない電車があるとします。 乗り慣れている人にとって、時間や風景を見ながら降りるタイミングを見極めるでしょう。 しかし、初めて乗る人の場合、目的地にたどりつくのは困難です。 到着駅がわから ...
述語を共用する
文章をわかりやすくするためには、できる限りシンプルに書くことが重要です。 そこで使われる手法のひとつが、述語の共用です。 原文 海外旅行は、お金もかかるし、時間もかかる。 この文の述語は、赤字で示した「かかる」 ...
前文を立てる
読み手にとって前文は「その文章を読みすすめるかどうか」の判断材料となります。 前文に書いた内容で、いかに読み手を惹きつけることができるかが重要です。 魅力的な前文を書くためには、3つの条件が必要です。 ...
小学生でもわかるように書く
文章は、読み手になんらかの負荷をかけます。 読解力はもちろんのこと、文字を追う目や姿勢を制限し、読み進めるための時間を拘束します。 この負荷が大きければ大きいほど、ストレスを与えてしまいます。 読み ...
伝聞の表現
誰かから聞いたことやどこかで見たことを「伝聞」といいます。 自分が直接見聞きしたわけではない情報を内容として書く場合は、以下のような表現を使います。 ・伝聞表現 ~といわれている / ~だそうだ / ~と聞いた( ...
読み手が割く時間を考える
今回は、適正な文字数について考えてみましょう。 長すぎず、短すぎずの、ちょうど良い文字数。 書き手は、ここに気を配る必要があります。 ただし、すべての文章において共通する適正量を考えても無駄です。 テーマや内容に ...
推量表現
「推量」とは推し量ること、つまり状況や心情などを察して想像することです。 これはよく見られる文章表現のひとつで、話し言葉にも多用されています。 ・推量表現の例 ~だろう / ~らしい / ~かもしれない / ~と ...
書かなくてもわかることは書かない
車を運転しながら音楽を聴くことはできますが、小説を読むことはできません。 「文章を読む」という行為は、ながら作業ができないのです。 さらに、文章である以上、与えられる情報は文字に依存しています。 音楽や映画のよう ...
断定するときの注意
以下にご紹介した記事の内容をふまえて、断定するときの注意点を考えましょう。 言い切ることでしっかり伝える 断定する表現 断定すると、伝える力が強くなります。 強い表現を避けるのは日本語の特徴のひとつなので、断定するのに抵抗があ ...