文章の定義
読む文章に、書く文章。
私たちの生活にはたくさんの文章が溢れていますが、その定義について考えたことがありますか?
あやふやなまま先へ進まず、ここで文章そのものについて理解を深めましょう。
手始めに、「文章」をGoogle検索してみると、このような結果が最上位に表示されます。
ぶんしょう【文章】1. 幾つかの文を連ねて、まとまった思想を表現したもの。特に、それを文字によって表現したもの。2. 詩に対して、散文のこと。
どのような辞書で調べても、おおよそこのように定義されているはずです。
それぞれの説明を掘り下げてみましょう。
1.幾つかの文を連ねて、まとまった思想を表現したもの。特に、それを文字によって表現したもの。
文章に対する最も一般的な解釈ですね。
要するに、「気持ちや考えを文字で表した文の集合体」を文章と捉えています。
2.詩に対して、散文のこと
多角的な見方からそのものを定義するのは、辞書あるあるのひとつですね。ここでは、散文という言葉を用いて説明しています。ざっくり解説しましょう。
小説や論文などに書かれる文章を、散文(さんぶん)といいます。韻律や句法などのルールが定まっていないのが特徴です。
これに対して型にはまった文は韻文(いんぶん)と呼ばれ、散文の反意語となっています。詩は韻文に大別されるので、定義上は相反するものであるということですね。
文章の定義を確認したところで、直接的な文章力の向上には繋がらないかもしれません。
しかしながら、自分が取り組むものの定義を知ることはとても大事です。
時間があれば、手持ちの辞書を使って「文章」という言葉を調べてみてください。
辞書ごとに違った表現や解釈をしている場合があり、自分にはなかった捉え方に触れることができます。
特に、多角的な見方をしている項目(ここでは「散文」を用いた解説)から、新たな発見に出会うこともあるのでおすすめです。
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